2014-06-01

6月1日 まだマリコランは早かったかな?

マウイに戻ってからも腰の痛みがないわけではないけれど、ズキーンという痛みはほとんどこなくなり、普通に生活が出来るようになってきた。メローな波なら毎日でも短時間なら出ていられるし、とにかく痛める前に上がる事を意識して無理しないように気をつけ的たおかげで良くなってきている気がする。

そろそろダウンウインドもやりたくて仕方がないのだが、さすがに2時間近く漕ぐのは(今の私のレベルではかなりスローだと思うので)心配。でもあまり漕がずに風に乗ってゆっくり行く事なら出来るのではないか,と試してみる事にした。以前一緒にダウンウインドしていた仲間も皆一緒。2年くらい常連達と一緒には漕いで居合いので皆とっても喜んでくれ、腰を痛めないよう板を運んでくれたりととても気を使ってくれた。とはいえへんに気を使って待ってるような事をするほどでもなく、私もプレッシャーにならずにすんだ。


4月に一ヶ月自分で腰の治療月間と決めとにかく腰痛の治療に励み、いろんな先生にみてもらい、いろんな治療を試してみた。決定的なものは残念ながらなかったけれど、結局ミラクルはなく、地道に長い間かけて痛めたものだから長い時間掛け手直しテイクしかないという結論に落ち着いた。そしてそれからは少しは我慢強く波が良くても、海に入りたくても無理して入る事が少なくなった。
トレーニングするとどんな動きでもやはり腰を動かしてしまう事になり、痛みがひどくなったりするので痛くならない事と言うと極端な話呼吸くらいになってしまう。でもその結果正しく呼吸する事がかなり骨盤や背骨をアジャストする事にも気がつく事ができた。
結局地道な治療イコール地道に正しい健康生活を送ること、なのかもしれない。


結果から言うとまだわたしの腰の状態にはマリコランは早すぎたみたい。半分くらい行ったところで腰に変な痛みがきはじめ、グライドをつかむための強いパドルが怖くて出来なくなった。一気にスピードが落ち、ハーバーまでついた頃にはちょっとした事でグキっと行ってしまいそうな状態。ずいぶんと長い間みんな待っていてくれたと思うけど、『どうだった?』と聞かれたので、まだだめだったみたいと応えると、みんな、慰めるように明るく、「そりゃあ、まあ2年もやらずにいたのだから一気にやろうとしちゃダメ、途中まででストップする事を続ければいい」とか「誰それはそれくらいの距離をやりたがっていた」とか励ましてくれた。
それにしてもグライドをつかもうとするフォームで漕ぐのは波乗りでテイクオフする時と全く同じ、これが痛いというのは結構困りもの。痛みをあまり感じないフォームを一緒に考えてみようよと言ってくれたガールフレンドもいた。以前ならかなり落ち込んだかもしれないが、今はもう大丈夫、とにかく時間をかけてでも直らない事はないのだと信じて今は無理せず、まだできない事がわかった事を収穫だと思って出来る事をまずはしていこう。

そうはいっても大海原に出た時の爽快感は最高。久しぶりにiPodで音楽を聴きながら漕いだら、あーこの感覚忘れていたなあ、と喜びが体の内側からあふれてきた。大自然ってすごいなあ。

もうマウイはダウインウインドシーズンど真ん中という感じ、夏は夏でこの雰囲気が好きだ。

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