2014-02-15

2月15日 久々のトレード?

今日は久しぶりに風が吹いた。でも途中で雨が降ってきたりであまり安定はしなかったみたい。ほんとに今年はウインドやカイトができる日が少ない、まだカイトは弱めでも乗れるけど、ウインドは特に乗れてないんじゃないかな。
でも一番乗れてないのは私、風がなくてもサーフィンできないし、吹いていてもカイトできず。なんて自分をあわれに思っても仕方ないので明るく頑張ろう。でも毎日毎日夜明けから出て行ってサーフィン三昧のルームメイト達を見ているとほんとにやりきれなくなる、自分だけ海に入れないのは自分のせいなんだけど。

 (ゼインも今回絶好調、でもほんとに7’1に24インチの痛手この荒れた海面のサンセットで乗れちゃうなんて、すごいなあ)

オアフ島のサンセットではスタンドアップワールドツアーの第一線が行われた。去年は8−10のソリッドサンセットの中ものすごいライディングでのバトル、今年もすごかったけれど去年のようなクラシックサンセットではなくちょっと風の入った面が荒れた感じのサンセットだった。とはいえ充分なサイズがあるし何より去年以上んにトリッキーな波、波の選択がとても難しそうでめちゃくちゃ上手い彼らでさえも繫がらない波を採ってしまったり、すぐプルアウトしたりかなり苦労していた。
優勝候補だったカイレニーもそのヒートもぎりぎりまでいい波に恵まれず、セミファイナルではもう負けたなと思っていたところに最後の最後に9点近いポイントを採る波をねじり取り勝ち上がった。

決勝はブラジルのカイオが優勝、でもどの選手も本当にフルチャージ、掘れたセクションに突っ込んでいたし、去年よりさらにラディカルさがましたのは一目瞭然、そして全体的にギアも皆より小さいボードでよりラディカルなライディングをするようになっていた。ほんとに若手がものすごく伸びているしレベルも上がっていて、ドキドキさせてくれる。
(誰に聞いても一枚上だったというカイ。でも決勝でも波に恵まれず思ったようなライディングができなかったようだ)
(カイトワールドチャンプのケアヒも決勝で4位、とってもスタイリッシュでスムーズなライディング)
夜はビルフットのお家でバーベキュー。ビルフットの板を扱っている逗子の菱倉さんと奥様のあっち、そして逗子から2ヶ月間マウイに滞在しているアヤちゃんも来ていて日本の話をいろいろ聞かせてもらった。
いつもカナハで会うキャシーだけれど海以外であった事はほとんどなかったので服を来ている彼女がなんだか不思議だった。彼女は元オリンピックの水泳選手で未だにアメリカの記録保持者でもあるらしい。カナハでも誰も撮らない波をばしばし撮ってリッピングするのだが、絶対に誰の邪魔もしないし、必ずインサイドのピークの一番いいところにいる。波をよく知っているからこその動きなのだけれど、カナハの波がよくわからない人にはキャシーの近くにいるといいといつもアドバイスするほどだ。他にも普段海で会うけど話はあまりする機会がない人たちと食べたり笑ったりの楽しい時間だった。
昔から好きだったウインドサーファー(彼のライディングスタイル、アプローチ、普段は全然しゃべらないのに海に入ると人が変わったようにアグレッシブになる)ナット・ギルも来ていた。悪そうで実はとーっても心優しく律儀なやつなんだとビルがいっていたがますます好きになった。今ニュースで大騒ぎになっているが、マウイにすんでいる妊婦の若い女性が行方不明になっていて、その創作に今日もナットは参加して一日中ハナのジャングルの中を歩いていたらしく,そのせいでパーティーにも遅れてやってきた。菱倉さんもいってたけど彼は未だにほんとにウインドが好きで好きで、話し始めるとほんとに熱くウインドサーフィンの事を語るらしい。昔から上手かったけど多分ずっと仕事しながらウインドする時間を作り、大会でもいつも注目されてはいたけど優勝する事はないタイプだった。でもこうやって子供の頃からずっと情熱をなくさず二何十年と続けているスタイルはほんとに素敵だし、幸せな事だと思う。

ここ数日満月のせいで寝付きが悪いんだけれど、今日も窓からは明るい月明かりがさしている。お月様、そのパワーでわたしの腰も直してください・

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