2014-01-27

1月27日 リセットの雨

昨日の夕方遅くから雨が降ってきた。そして雨雲と一緒にオンショア。
昨日の夕方家から見たピアワンはわたしが最近見た中で一番きれいだった。もっと大きな日は何度も見た事があるけれど、あれだけクリーンで完璧にブレイクしているのはめずらしい。いつかはあんな波にびびらずに乗れるようになりたいなあ。せめて写真だけでもとっておきたかった.家から見える波が撮れる望遠レンズが欲しくなる。

今日もしピアヒができそうだったら乗る気でいた宗豊君はまだ寝ているようだった。きっとくたくたに疲れているはずなので明るくなるまでそっとしておいた。海から遠いここまで波の音が聞こえるので波があるのは確実だが、なんせ雨が降り続いている.これではわたしの車ではピアヒまで辿り着けるかどうかも怪しい、それにやはり雨が多いと水も濁り、サメも怖い。ちょっと心配だなと思いながらも雨合羽何ど用意してスタンバイいたら、起きてきた宗豊君も、この天気では無理だなと思っていたようだ。
海が見えないほどの雨、風は弱いけれどオンショアなので波もあまりきれいではない。何となくではあるが、ここ数週間のクレージなほどの波とセッションのジョーズ祭りが人の幕が閉じ、雨のカーテンがおりてきた、そんな感じだった。

宗豊君は昨日イワオに言った事などでいろいろ考えたり感じた事もあったらしく、どうしようか悩んでいた事などもすっきり決まったようで、とりあえず行ったんオアフに戻る事にした。今日は一日友人達にあったりサーフィンと関係ない日を過ごし、用事をすませる事になった。。
わたしはたまりにたまった仕事に手を付け、彼はいろんな人に挨拶へ出かけたが、お昼過ぎに、手打ちそばをチカさんちで打ってるから食べに来ないか、とお誘いがあり、仕事を放り出していそいそと出かけた。
だってマウイで手打ちそばなんて食べるチャンスはないもの!

その後チカさん宅で雨の中バナナを切ったり、野菜や果物をいただいたり、ああやっぱりハイクって何でも育って自然がいっぱいでいいなあとハイクに戻りたい気持ちになった。

チカさんちの4匹の犬達はバナナが大好物出ばな南紀を着ると、おこぼれに預かれる事を知っていてすぐ近くで待っている。たくさんバナナが落ちてそれぞれ10本以上は食べたのでは.後でどの犬もお腹が膨らんでいた。



今思うとこの雨がわたしも宗豊君も必要だったのかもしれない。波が目の前にあると忘れてしまいがちだけど、自然の中で波以外の息ぶきを感じたり、友人達と過ごす時間も同じくらい貴重で価値があるんだとしみじみ感じられる雨の一日だった。

(書き初めが張ってあった。小学生のあきらが書いたのは『大王いか」??よっぽど海の生き物が好きなので、将来が楽しみである)
結局その後タカさんの家に寄り、ずるずる居座って夜ご飯までごちそうになった。でも多分タカさんは宗豊君とたくさんボードの話や波の話ができて嬉しかっただろうな。『あれから結局僕がジョーズに乗れない、不安要素があるのは、板の生じゃなく、自分の技量のなさなんだって良くわかりました』と言ってたけど、その横で奥さんのアヤちゃんが『だからわたしが前からそういってたじゃん』言ってるのに笑えた。この二人のやり取りはいつも辛辣だけど微笑ましいのだ。
今日はひなのちゃんのバースデーでもあり、お母さん特製のケーキまでごちそうに。
仕事中や運転中にも巻かれた時のために呼吸の練習をしているタカさん、波のない夏でも波に乗る時間がなくてもどんなときでもビッグウエイブの事を念頭に置き、準備、トレーニングをしている、恵まれた環境でなくてもできる事を着実にやる、そこが彼のすごいところだが、そういう意味ではかなりのオタクでもある。宗豊君に呼吸、息を止める練習するためのアプリを見せているタカさんの嬉しそうな顔!(こんな事興味持ってくれる人はなかなかいないので同志を得た喜びだろう)
突然お邪魔したのににこやかにむかえてくれてありがとう。いい時間でした。

雨がいろんな物を洗い流し、また新しい始まりに向けて準備する時間を与えてくれている。そんな一日だった。こういう日もとっても意味がある。すべての事が必然なんだなって実感。

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