波はいったんサイズダウン、もっと朝早くから海に入れば良かったのだが、ちょっと出遅れて風が入りはじめていたし、仕事もたまっているのでスタンドアップはあきらめてお昼からカイトをすることに。ところが風は上がってきたけれどカイトするにはちょっと足りない、この冬(特に今年に入ってから)この風の傾向が多い、サーフィンするには風が吹きすぎなのだが、カイトやウインドにはちょっと足りない、これでオフ気味の風なら、なんとかなるかもしれないけどオン気味なので波が大きいとやられる可能性も多くなり難しい。
先週オアフのサンセットで行われていたスタンドアップパドルのワールドツアー第一戦、予選かラすごいパフォーマンスが繰り広げられていたようだけれど(なんていったって10フィートのサンセットでアノ大きな板を乗るのだから)驚いたことにファイナルで勝ったのはマウイのカイレニー。カイが優れたウオーターマンであることはみんな良くしているけれど、彼はまだ17歳、サンセットでサーフィンしたことは一度もない、そのウエ大会に出ているビッグネイムはざっと挙げただけでも
イカイカカラマ。エコルカラマ、カラアレキザンダー、ロビーナッシュ、ギャラットマクマナラ、アーロンナポレオン、ジェイミーミッチェル、ブライアンケアルラナ、ボンガパーキンズ、ケコア植村、チャックパターソン、タヒチの、フランスのペヨ、などとにかくものすごい顔ぶれ。その中で堂々と戦い勝ってしまったカイ、ほかのみんなが風で荒れた海面に四苦八苦している中、いつも吹いてるマウイだったらこんなの最高のコンデイションのうちに入る」と言っていたカイ、スタンドアップだけではない、ウインドでもラインキングこそ19位だけれど撮影などでは引っ張りだこで目をパフォーマンスをするし、ワールドカップのルーキーオブザイヤーに選ばれた。カイトでもこの間のビッグウエイブレインズセッションで真っ先に出て行ってリッピング、トウイン、ウインドのジョーズ模糊とし始めてだというのに、すでにベテランより落ち着きのある、ものすごいライデイング。彼がほんとに子供のころから知っているが、10歳くらいのころ一度撮影に付き合って何時間も一人だけでフォイルボーデイングやトウインをし続けてもらい、くたくたに違いないのにまったくいやな顔も見せずいろんなリクエストに答えてすでにプロフェッショナルだったことを思い出す。
そのとき将来は何に担いたいのと聞いたのだが、彼はもぞもぞと、何か海に関する発明をする人と答えた、どういう意味だかよくわからないという顔を私がしていたのかもしれない、お父さんが横から「たぶん新しい海での遊び方や波の乗り方を考えたり、レアードみたいな人になりたいって言う意味なんだと思います」と助け舟を出してくれた。
性格もよく、頭もいいしなにより海でいろんなことをするのが誰よりも好きでハイウインドの記事にも書いたけれど、ジョーズで乗るまでに何年もの間それを夢に描いていたので実際入ってもイメージがはっきり出来ていてまったく問題なかったらしい。(何しろ子供のころ、弟のリッジをスケートボードに乗せて自転車で引っ張りトウインごっこをするのが大好きな遊びだったというほどだから)
マウイが誇るキッズが本当にたくさんいるけれど彼もそういう一人。これからがますます楽しみだ。
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