今日も朝からミドルズへ。昨日があまりに楽しかったから朝が苦手のアンドリューもさすがにすっきり起きてきた。昨日よりはサイズダウンしたけれど、それでも十分波は割れるしきれいで楽しい。今日はさらにカナハっぽい波だった。
朝のセッションがあまりにいい波だったので、お昼を食べに戻って一度仕切りなおしてから夕方もう一度行ってみた。少しオンショアがはいっていたものの、ま だまだ十分いい波、そのうえ私たち以外にはひとりしか入っていなかった。干潮になったせいかオンショアもかかわらず波は朝よりほれていて早かったし、油断 すると巻かれるが、波に乗るとめちゃくちゃロングライドが出来て今回のたびで一番のセッションになった。日が暮れる中、ボブも友達を連れてアウトにでてき た。4,5人でめちゃくちゃいい波を順番に乗りまくり、もう乗れないほどつかれきるまで海に入っていた。帰りにビーチでニコニコしながらだべっているおじ さんたちに声をかけられたので「もう最高!波はいいし、みんなフレンドリーだし、カウアイはローカルが恐くて波にも乗れないって聞いてたけど全然違 う!」って感謝したら「いやいや、みんなにそんなこと言わないでくれよ、みんなにローカルは意地悪で波はジャンクで風ばかり吹いてたって行っといてくれよ な」と笑っていた。そウ、私もこの場所に来てローカルたちにリスペクトを払い、傲慢なサーフィンをしないと信頼できる人にしかここに来ることを進めない、 と固く心に誓った。こういうすばらしい場所がどんどんその良さを失っている今、本当に大事にしてほしいと思う。そこにいるだけで自分が優しい気持ちになれ る場所、大切だ。
今回はカウアイのあちこちでハワイらしい時間の流れや笑顔、そして譲り合いに触れることが出来た。言葉で上手く言い表せないような体の内側から温まってくるような感覚、これを感じさせ、お互いにハッピーでいられること、これこそアロハなんだなあと思った。
マウイに始めてきた当初、何でローカルの人たちはこんなにも親切でにこやかなんだろうって思っていた。だけれど気がついたらそういう人たちが自然に混雑を避けていつも来ていたビーチに来なくなったり、あまり出てこなくなったりしていた。そして前みたいに誰にでも心からの笑顔を振りまかなくなったりもしてきた。
アロハスピリットとは「You give, give and give till you have nothing left without any expectation of return(与え、与え、自分が空っぽになってしまうまで見返りを考えずに与え続けること)」とかのレジェンドサーファー、レラ・サンが言っていたけど、もしかしたら多くのハワイアンはすでに空っぽに成るまで与え続けてしまったのかもしれない。空っぽにならないよう、私たち、ビジターも受け取る分と同じだけ何か返さなくてはほんとに空っぽになってしまう。せめて感謝の気持ちとこの土地を大切にすくことだけでも反せるようにしたい。カウアイが空っぽになってアロハを感じられない土地になることが決してありませんように、そしてマウイが以前と同じくらいアロハスピリットが満ちた場所になりますように。
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