朝夜明け前に出発しラストのサーフセッションをするためにミドルズに向かった。が、残念ながらかなりサイズダウン、乗れないわけではないがかなりセット間も長く、乗れる時間も短かったので海に出るのはやめてボブの働いているカフェを挨拶がてら訪れコーヒーを飲みながらのんびり過ごした。すべてパッキングを済ませて飛行場まで向かい、ホノルル経由でマウイまで。
波はサイズダウン、移動日和といえる。
15年ほどあっていなかった友人ハウイーが帰る前にちょっとだけでも寄って水上スキーをしようと誘ってくれていたが、時間がなく断念。でも私にははっきりわかっている、また近いうちにこの島に戻ってくることを。20年以上暮らしているマウイ以上のコネクションを感じられるほどこの島に惹かれたし、何よりもどこへ行っても人々がにこやかに微笑んでいて、譲り合い、時間がゆっくり動いているように感じられた。そして何よりすばらしいのは、そのことを住民の人たちもよくわかっていて、そのカウアイ島の良さを何とかして失わないよう、努力し、大切にしているのだ。マウイも確かにこんなだった。、昔は誰もが挨拶を交わし、波を譲り合い、困っている人がいたら声をかけ助け合っていた。でも気がついたらそうでもない場所や雰囲気も多くなってしまっている。穏やかでにこやかだったハワイアンのサーファーたちは混雑する海を避けるようになり、がつがつと乗る人や回りを気にしない人たちが増え、ラインナップの雰囲気が和やかでなかったりする。カウアイでもそういうところは多いのだろうけれど、少なくとも私が行ったところに限ればどこでもとても親切ににこやかに迎えてもらえたし、誰もが周り二機を配りながら譲り合って乗っていた。それだけで波が悪くたってセッションは楽しいものになる。波がよいのはもうボーナスみたいなもの。
ほんとにすばらしい旅とは、その土地で出会う人々やカルチャーのすばらしさによるものだと思う、そういう意味でも今回の旅は地元の友人たちやローカルの人たちの親切に触れ本当にすばらしいものになった。
本当に心から感謝。いつまでも島のすばらしさをキープしていってください。ビジターという立場でそれがキープできるように出来る限りのエチケットやリスペクトははらおう、と心に刻んで島に別れを告げた。
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