(写真は昨日、本領発揮のホノルアベイ、by ZeroGravity のHiroさん)
朝目覚めると家の周りの木がざわざわ、こういうときは少しオフ気味の日が多い、と言うことは昨日より風の向きが可能性が強い。昨日はオンショアでだめだったけど波はサイズダウンしたものの、反対に昨日の大きさじゃ太刀打ちできないからありがたい。と言うわけで11時前にレインズに行って7mをセッテイング、ところが一度大きな雲がやってきて風が落ちてしまった。今日もこれの繰り返しなのだろうか、と心配になったけれど、風は昨日より強いし十分乗れそうなので、また風が上がってくるのを待って出ることにした。何人かレインズを見に来ていたけど波がまだ大きいことと風が心配なのとでみんなカナハをチェックに行ってしまい、一人キリで2時間近く乗った。ウインドサーファーは二人くらいよく見るプロのセールが一瞬出ていたがすぐいなくなってしまった。こういう日こそホキパに自由にいけるチャンスなのだが残念ながら今日のフキパノ波は良くない。チャンネルがぼこぼこだし、きれいに割れてないし、レインズのほうがいいくらいだった。
レインズもセットの波は巨大でクローズアウトい気味なのだが、セットの後のスムーズな海面で中くらいのサイズを選ぶとかなり何度も振ることが出来る波でかなりよかった、私のレベル内での話なのでリップに当て込んだりとかそういうことではなく、とにかく安全第一ででも楽しく乗れた。
途中風が上がってきてセットの波に乗るとフェースのぼこぼこに吹っ飛ばされそうなくらいオーバーで、いかに普段からスピードが出せることが大事でフェースのスムーズな面でボトムターンできることが大切かが、身にしみた。後半スリングの見たことないカイトの人が一人出てきた。後で話をしたらイタリアのウエイブチャンピオンでハネムーンで来たらしく、新婦のきれいな奥さんはビーチで「もうハネムーンなのに心配しすぎで心臓が壊れちゃうかと思った!」と苦笑いしていた。とっても幸せそうなグッドルッキンなカップルで、彼のほうも「こんな波はイタリアにはない!」と感動していたでので、「マウイだって毎日こうなわけではなくこれはスペシャルですよ」と言っておいた。
上がったころ、朝いたメンバーがカナハを見てからもう一度レインズに戻ってきた。どこもあまり良くなかったらしく、風がすごくよくて波も見ためよりずっといいと伝えるとみんな出て行った。最近よくレインズに乗りに来ている女の子サラもかなり悩んでいたけど「大丈夫、あなたなら安全第一に行けば問題ないし、大きなのを選ばずに小さめのきれいなのを選んで乗れば十分乗れるよ、ただ出て安全に帰ってくるだけでも自信がつくし、今度小さくなった日が楽になるから!」と励ました。彼女は30分ほど出て行ったけどちゃんとアウトまで何度もでて、小さめの波をとってリッピングして、上がってきたときは「恐かったけど出れてうれしい!」とものすごく感動していて、私も彼女の気持ちが痛いほどわかるので一緒に感動していた。自分が乗った波のことより彼女が自分をプッシュして出て、いいライデイングできたことが今日の感謝祭の一番の感謝かな。
たまに自分がどれだけ恵まれているかを忘れて小さなことでいらついたり、落ち込んだりしてしまう、でもできる限り、自分がどれだけ恵まれているかをまめに心に刻み、感謝の気持ちを常に持ち続けたいと思う。なんと夕食は同居人の二人がターキーをはじめ、感謝祭のデイナーをフルコーズで作ってくれた。(普段は私がほとんどの食当番)あまりのおいしさに二人よりもたくさん食べ、おなかが痛くなるまで食べ続けてしまい、そのままポーチのベッドにダウン。
すばらしいライデイング、そのうえ御馳走、これ以上の幸せなんてあるかしら?
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