実は今日は私のバースデイ、もう歳も歳なので、まったくありがたくないのだが、それでもおめでとうと言われればうれしいものだ。とはいえ誕生日だから、何か特別なことをしたいというわけでもなく、まだまだ続きそうな風と波が優先される。
まずは小さな空気漏れのあった5.5mカイトを直すためにニールプライドに行き、レインズへ。11時前につくと昨日と同じように風はあまり安定していない。波はサイズダウンしたものの十分楽しめるくらいはあり、みんなが言うところによると午後からまた新しいうねりが来ると言う予報らしいので少しのんびり待つことにした。
最初に出て行った面々はみんなアンダー気味で帰ってきて、私もだんだん待ちくたびれてきた。あまり長い間待っていると、我慢し切れなくてコンデイションがよく見えてくることが多いのは私だけなのだろうか?今日もそんな感じで自分を納得させるように、「風が安定してきたかも」と7mを張って出て行こうとした。
インサイドのまったく風がないところさえ何とかクリアすれば出られるだろう、と思ってたが、まずあるいてわたらなくてはならないリーフで滑ってそのまま穴にはまってボードを放してしまった、その上カイトを落とし絶対リーフでやってはいけない、(やりたくもない!)リランチ、ラッキーにもそれほど引っ張られずリーフに体ごと突っ込むことはなくぎりぎりセーフ。その後何とか不安定なカイトをあやしながら出て行こうとするとぎりぎり海に入れるところでカイトがまた落ちてしまった。でもここまで来たらもう沖までカイトと一緒に泳いで風があるところまで流されればカイトをあげられるだろうと思ったのに、いくら立っても風が入ってこない!流れは強いのでどんどん下に流されるがいくらラインを引っ張ってもホットラウンチをさせようにもとにかくまったく風がゼロといってもいいほどかんじられなかった。前にも同じ場所で同じ経験をしたが、流れの強さと風がブロックされることでそこはデッドスポットなのかもしれない。結局見る間に流され、このまま風が吹いてくるのを待って流されながら、カイトが上がってくれるのを祈るか、今すぐ切り替えてセルフレスキューして何とかママスフィッシュのリーフに入り込むよう必死で泳ぐかの選択をしなくてはならなかった。ママスのリーフを逃すと次はタバルスまで泳ぐことになるので、それだけは避けたいと言う気持ちから、大急ぎでラインを手繰り、何とかママスの端っこに上陸。ここもビーチではないのでリーフのウエを波と一緒に乗り上げるようにして入るのだが、出っ張った岩などもたくさんあり、また引き潮が強くかなり大変、でも何とかインサイドまで入り込み、そこにいたおばあさんとお孫さんが助けてくれようとでてきてくれた。とりあえずラインがリーフにスタックしたのでラインをブライダルから離してカイトだけビーチに置き、引き潮にまた沖で流されかけているボードを追いかけて岩場を走り、何とか捕まえた。かなり岩にぼこぼこにぶつかったはずだけどそれほど大きなダメージはなく、カイトも無事。バーとラインが見えなくなってしまいなくしたが、とりあえず無事かえって来れたことでよしとしよう。
それにしても誕生日に限って、これ、今年も一年謙虚さを忘れずにしっかり着実にいきなさい、と言う教訓かしら?流されたのを見ていたデイランが「バースデープレゼント」として車で迎えに来てくれた。
その後風はちょっと安定したように見え、二人ほど出て行ったが、私はまたもし泳ぐ羽目にあったら、と思うと出る気になれなかった。流されて岩場から上がるのは久々かな?
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