2024-01-13

ラハイナレポート#14 9月3日 日本からの応援ありがとう

 ラハイナレポート#14 ー Mahalo nui loa 日本からの応援ありがとう


相変わらず日々いろんなことが変化していくマウイの大火災後の状況ですが、もうあと一週間足らずであれから一ヶ月になります。
昨日のアップデートでチームの経済相、会計担当である井口彩子から最初の会計報告を出しましたのでよかったらご覧ください。

今月8日のラハイナ、クラの火事から今までをすごく短く振り返ると、

最初の1−3日 完全なショック状態、現地の様子もほとんどわからず仲間の安否を探り、物資などが届いていないことを知り、島中がパニックし、なんとか助けようとする。

4−10日 マウイ島の住民、そしてハワイの島々からの物資の援助、政府はまだ事態を把握するのに時間がかかっているのか、ほとんど被災地の支援には姿は見えず。必要なものなどは住民がいろいろ方法を考え海からジェットスキーなどで届けたり、物資の配給場所や手元に届けるまでの整理も全て住民がリーダーシップをとって少しずつオーガナイズされていく。電気や電波が通り始めたものの、今度は水が使えないところが(特にクラは広範囲で)発表される。

10−14日 大統領がマウイ島を訪れることが決まり、その二日前くらいから軍用機なども飛んでくるようになり、軍や政府、災害対策本部などが動き出す。

14日ー現在 被災地の捜索も打ち切られ、海の中の捜索は引き続き行われる。政府が式を取り有害物質などを取り除く作業が始まり、身元不明のご遺体のDNA鑑定なども続けられている。
生存者の生死に関わる物資不足などはないが、空気、水の汚染、そして住む場所がない、お金がない、子供の学校もないなど、問題は多数。ショック状態がすぎ、いろんな感情、特に不満や怒りも溜まりつつある。ただし支援の方も細かくカテゴリーが特化されてきたり、新しく必要な支援をするための団体が生まれたりなど整理されつつある。
大事なのは小さな意見の違いや援助の金額などで対立するのではなく、みんなが一つになって大きな目的のために協力しあっていくこと。

[今後の課題]
■住居 (現在短期で済んでいるところも10月には出なくてはならずその後の住宅問題は深刻)
■継続する支援 (物資、メンタル、住居、金銭面)
■ラハイナの理想的な復興 (水問題、開発、不動産、ハワイ、ラハイナの文化伝統歴史の保存)

[そのために私たち日本人グループが現地でできること]
■見守りながら必要な時にできる限り立ち上がったり声を上げること、そして大きな支援がカバーできない小さな穴を埋めるお手伝いをすること
■今入るのが禁止されているエリアが少しずつ開かれていった時や、老人で引っ越しなどが大変な方などのサポート、掃除や労働などの支援。
■仕事の再起を図ろうとする方のニーズのサポート
■子供達が普通の生活に戻れるようないろんな面でのサポート学校環境、スポーツ、クラブ活動など
■ラハイナの被災地、被災した方々に素晴らしい支援活動を行っているグループが活動を続けられるように支援

大きな金銭の支援はできないけれどできる限り情報を集め現場のニーズを聞いていくことを繰り返しながらあまり焦ってすぐお金を使うのではなく、今後長い復興を見守りながら本当に必要なところで使えるよう、そして政府からの援助や寄付があまりない中で頑張ってるようなところの支援に使えるようにしていきたいと思っています。

日本からの支援、続々と引き続き集まっています、本当にありがとうございます。火事から一ヶ月近くたった今も、着実に毎日寄付が送られていて、それ以外にも仲間内で声をかけたり、イベントを開催し、その収益や参加費を寄付してくださったり、チャリティーグッズを作って売ってくださったり。とにかく、こちらが、「おー!そのアイデア素晴らしい」って思うようなこともたくさんあって、みなさんがいろいろ工夫してできることを考えてくださっているのを感じ、その想いにも感謝しています。

ここに載せているのは一部だけですが(載せられなかった方ごめんなさい、でも本当にありがとうございます)ぜひ他にもこんなアイデアでこんなことしたよーなんていうことがありましたらぜひこちらにも教えてください。私たちもほんとに嬉しい気持ちにさせてもらってます。

9月もスタートし、マウイもそろそろ夏の終わりを感じるようになりました(毎日強風だったのが少しずつ今週くらいから弱まる日もあるみたいです)この調子だと2023年もあっという間に終わりそうですが、クリスマスに、被災している方が少しでもクリスマスを楽しめる余裕ができているようになっていればなあ、とそのために私たちもできることを続けていかないとなあと思います。

画像1: One Hawaii Day — 以前マウイで15年くらい続いているバタフライエフェクトというイベントを、宮崎の青島で3年ほど開催していました。そのご縁で、その時の仲間がマウイのためにチャリティーイベントを企画してくれました。10月3日、ぜひお近くの方は遊びに行ってマウイのアロハを彼らから感じてください。ほんとにみんなありがとう。バタフライの時に宮崎に来たタティアナも、ペイジも、みんなそれぞれ支援活動に奔走しまくっています。

画像2: マウイに家族でよくくる子供たちがカリフォルニアの自宅近くでマウイのためにとクッキーなどを売って寄付。自分たちの予想よりずっとたくさんの寄付を集められて本人たちも嬉しかったそうです。

画像3: オンラインでハワイ料理教室をそのレッスン料などを全て寄付してくださった方も。楽しそうだし美味しそうな料理で私も作りたくなりました。

画像4: 以前も紹介したかもしれませんが、これが今回の復興の一番ベースとなる思い。今まで長い間住んできた人たちがその土地を離れずに住むような復興を目指しています。

画像5: 自分のお店でオリジナルチャリティーステッカーを作り売ってくれてる方も。

画像6: マウイからわざわざチャリティーTシャツを注文してみんなで来てくれてるウインドサーファーたち、彼らにとってもウインドサーフィンの聖地マウイは大切な場所。

画像7,8: 自分たちで手作り募金箱を作ってくれたり、チャリティーイベントやセールをしてくれたり、ほんとにありがとうございます。かわいい募金箱たちがいろんなところにあると考えただけでも心が温まります。





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