2020-09-23

9月22日 秋分の日 Autumnal Equinox Day

(photo by Jason Hall)

日本でいつもお彼岸になると忘れることなくちゃんと彼岸花がでて咲くことにいつも感心していた。こんな気候変動でぐっちゃぐちゃになっていてもそれは変わらず、そしてマウイもとうとう季節が変わってきたなあと感じるようになった。本当にここ数ヶ月止まることを知らないトレードウインド、未だに風は吹いてるけど朝晩は急に涼しくなり、風も爆風がなくなってきた。ずっと2mのウイング以外使うことがなかったけれど、3mを使う日も多くなり、また前のように2mに一番小さなフォイルを出して、それでもきつくてビビってしまうような日は無くなってきた。


そして今日明日くらいに北うねりが入るという予報。ファーストスウエルになるほどのサイズではないかもしれないけど初っ端から大きすぎるより、少しずつだんだん大きくなってくれた方がありがたい(私がファーストスウエルと呼ぶのはマストオーバーでたまにクローズアウトが入ってくるような状態になるうねりのこと)
すでに一回頭くらいのサイズの波が入ったけれど、それもまだ予備軍的なサイズ。今回はロゴハイくらいじゃないかなあ?でもそれでもウイングだったら私のレベルでは大きすぎるのでカイトを出してレインズでやるか、それともカイトビーチのインサイドで小さめの波を選んで乗るか、どっちかになるだろう。

みんな冬がもうすぐ来ると感じているようで、仲間の多くが、そしてプロサーファーたちも久々にピアヒの写真や去年の波の写真などアップして気分を盛り上げている。

もし明日すでに波のサイズが上がったらダウンウインドはしないと思うので今日のダウンウインドは今シーズン最後(まあ冬の間にも波がない日にはやるかもしれないけど)かもしれないと思いながらマリコランへ。そう思ったらなんだか感慨深いものがあった。だってこの夏はダウンウインドばかりやってて、そしてこのダウンウインドとウイングがなかったらこの夏出かけることなくマウイにスタックして楽しめていたかどうかわからない。コロナでいろんなことが大変だけど、マウイから出られなくなった私たちにとってこのコロナの夏2020年の夏はある意味忘れられない素晴らしい夏でもあったねとみんなが言っている。

そんなわけで今日はスコットジェイソン、アートと一緒にマリコラン、明日あたりから波が入ってきたらしばらくダウンウインドしないし、もしかしたらこの夏最後かもと思ったらちょっと感慨深い。

途中レインズで小波の中遊んだり、ちょっと止まって写真撮ったり、シュガーコーブデジャンプセッションしていた若手チーム(リッジレニーやライアンファンクなど)にちょっかい出しにインサイドに行ったりと時間をかけてダウン。ウイングもフォイルもサイズがぴったりでとても楽に楽しめた。


まだこれからもダウンウインドやるとは思うけど秋分の日で一区切り、この夏は本当にありがとうございましたという気持ちだった。そして一緒に連れて行ってくれた皆さん、特に毎日のように一緒に誘ってくれ、ドタバタの私をちゃんと見続けてくれたアートには心から感謝。彼のおかげでダウンウインドを体験できた人、上達した人はどれだけたくさんいるんだろう?










小さめの板や大きめのウイングを試したくて借りてきていたのに、結局試さずに返しに行ったところ「え?どっちも使わなかったの?なんで?」と聞かれ、えーと、ッとモゴモゴしてたら「わかったダウンウインド行こうって誘われてそっち行ったんでしょ」と図星。プランは立てても楽しいことに引っ張られてしまう性格をしっかり見抜かれていた。まだまだ色々試したり練習したりしたいことたくさんあるからこれからも地道に頑張りつつ、波が大きければカイト、風がなければサップフォイルやサップも頑張らないと。

男塾状態、今まで以上に海での修行が増える冬のシーズンが刻々と迫ってきている。ワクワクと緊張で胸がいっぱいだ。

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