新年明けましておめでとうございます。
去年は思い切りブログをサボってしまったので今年はもうちょっとちゃんと書こうと思います。どうぞよろしくお願いします。
このブログを始めたのはすでに10年以上前のこと、その頃に比べるとインターネットも変わり、ネットの速度も変わり、写真より動画がメインになったり、ホームページからブログという少し簡単でシンプルなスタイルへと変わっていき、その後はミクシーやフェイスブック、そして今やインスタ、ストーリー、SnapchatとどんどんSNSのスタイルも簡単、そして短いその時だけのものに変わりつつある気がする、そんな中でブログをじっくり描くという作業がゆっくりすぎて追いつかない、という気持ちもある。(が、それは言い訳に過ぎない)
でもしっかり書き残しておくべくこともたくさんあるのでまだ辞めずにやっていこうと思っている。
さて2019年のスタートは輝かしく明るいもの、とはちょっと言い難いニュースもあった。
風が夜中から轟々唸り声をあげていたが、夜明け前に家を出てダメ元で原田さんとフォイルできる場所がないかとハーバーをチェック。いつも波チェックするところに赤いバンが止まっていてそのドアが開いていてその前に上半身裸で寝たように倒れている老人がいた。歩行器がすぐ横に置いてある。この人はここにいるホームレスの人らしくなんども見かけたことがあるので今日も酔っ払って外でゴロンと気絶してしまったのかなと思って、それにしても寒そうだからタオルでも持ってきてかけてあげようかなと思って見てみるとなんだかやけに顔色が悪い。灰色の顔をしている。近くまで行っていると全く動いていない。実は死んでいる人を発見したのはこれが初めて。急に怖くなったができるだけ落ち着け、と自分に言い聞かせ、911(消防、レスキューの緊急連絡先)に電話を入れると電話で話している間にすでにパトカーのサイレンが聞こえてきてパドカート救急車が難題かやってきた。
しばらくCPRを施していたが、行きは吹き返さなかったようで、そのまま救急車に乗せてしまった。後で聞いたところやはりその老人は亡くなり、彼の住まいだった赤いミニヴァンも撤去されたそうだ。警察官や救命士などに囲まれた動かない老人の横でハレアカラの山の陰から顔を出す初日の出に向かって、彼の冥福を祈り、彼が今天国で前より幸せな気持ちでいることを願った。
私は自分の勇気のなさ、普段救命の仕方やAED の使い方など一応は習っているくせに、いざとなったら911であなたはCPRできますかと言われた時にできませんと言ってしまったし、AEDが設置されているか探そうともしなかった。警官がCPRをしているのを見たら体はまだ硬直していなかったし、もしかしたら息をしていたのかもしれない。ダメだったとしても私が迷わずあそこで数秒でも早く対応すべきだったのに、しなかったことが情けない。
一つ言えるのは彼は延命だけのために何年もベッドに寝たきりになることはなかった。もしかしたらそれほど苦しまずに亡くなったのかもしれない、そうだといいなと思う。
新しい新年は新しい命のようなもの、なのに初っ端に死と直面してなんだか重い気持ちになってしまった。元旦に誰に看取られることもなく倒れてそのまま亡くなってしまった老人は、今頃天国で「あーしんどかった、やっと天国に来れた」と喜んでいるといいな、と思う。
何が幸せなのかは人それぞれ違うし人の幸せなんて誰にもはっきりは分からない。でも自分が小さなことや今与えられている環境、ちょっとした出来事に感謝や幸せを感じる毎日を送れる人生を送れるといいなと心から思う。
今年一年どうか真面目に実直に健康に、そして人の助けになれる一年を過ごせますように。
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