モルジブでいい波に乗り、イエーイとノーテンキに遊んでいるようで申し訳ないのだが、今日は月命日。
特に6月11日は私にとって震災の日の次に思い入れのある月命日、5年前、震災の2ヶ月後に東北に入り、いろんな人と知り合い、いろんなことを考えさせられ、6月11日にみんなの力と気持ちが一つになったような炊き出しのお祭りを開いたからよく覚えている。とにかくどんな危機も災難も、全ては自分の選択次第で前向きに考えられる、そして考えていくしかないのだなと体で経験させられた一ヶ月間だった。そして本当に強い人というのは生きるか死ぬか、そして本当に大変な状況の中でパニックせず、落ち着いて必要な時には大変なこともユーモアで笑い飛ばしながら自分もたいへんなのに、周りの人たちを助けようとする人。震災後の東北でそういう強い人たちにたくさん会えたのは私にとっては本当に価値のある経験だった。
もう5年と3ヶ月が立っているというのに、まだまだ先は長そうだ。というより正直言って復興どころかそれにかこつけて大掛かりな環境破壊が進んでいる。そしてそれは全くメディアで知らされていない。取り返しのつかないことをしているんじゃないか、そんな不安にかられずにはいられない。
何もできることはないし、お金もないけど、でも東北を、そしてそういう意味では日本の行く末を見守り親身になって考えることをやめることだけはしないようにしようと思う。
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