2016-05-11

5月11日 月命日、久々のファンウエイブ

午前中は家で仕事と貝の整理。貝拾いは楽しいけど拾ったものを整理するのも結構大変。
このまま行くと猫婆さん(猫が好きで家の周り猫だらけになって近所迷惑になりかねないおばあさんの話を聞いたことがある)ならぬ、貝ババアになりそうだ。たくさんの貝を前にすると、美味しい食材が前に並ぶといろんな料理が作りたくなるのと一緒で、いろんなものが作りたくなって大変。
 ゆきちゃんがもうすぐオープンするパン屋さんの看板。作るの楽しかったー!
(よーく見るとビーチで見つけたかわい子ちゃんが満載なのです。)

お昼過ぎからこの島のゴッドハンドと呼ばれる、いや、正確に言うと最後の砦と呼ばれている(どこでも治らなかったら彼のところに行くけど彼のところで治らなかったら諦めるしかない)先生のところへ再び。
前回行ったことを忘れられているのか同じ質問を何度もされたけど腰の治療はシャープで正確。最後はちょっと元気が足りないからこれ飲んで元気出して帰りなさいとリポビタンDを渡された。

帰り道海チェックするとそこそこ波は割れているのに誰もいない、これはチャンスと思って早速海に出た。小さいけど乗れる波、出てすぐとっても上手な若手が二人出てきたので邪魔にならないよう端っこにいたが、その後4、5人入ってきたので奥のポイントに移動。私が見たときはちょうどみんながチェックする直前だったのかも。チェックしたときに5人サーファーがいたら出なかったかもしれないので、ラッキーだった。

奥のポイントでは以前マウイに住んでいたまなちゃんと再会。いつもハッピーでピースフルなオーラを振りまいてる彼女。さすがこのポイントの波をよーく分かっていて、彼女が選ぶ波はどれも綺麗にロングライドできる波ばかり、私はどれが割れるんだかまだよくわかっていない。でも人も少なく、メローで天気も良くて水も綺麗だったのでとても気持ちよく楽しませてもらった。

やっぱり水はいるのは一番の浄化!
ゆきちゃんも暗くなるまでサーフィンしていたようで、夜はお互い上機嫌で余り物を使っても十分美味しい夕食ができ、楽しい会話でとっても心地よい最後の晩餐。

帰ったらまたスケジュール表とにらめっこの毎日が待っている。でも十分充電したのでこれから頑張れる気がする。いや、がんばらないと。笑

今日は月命日、東北大震災から5年と2ヶ月、そして熊本の大地震から約一ヶ月そして熊本では未だにガタガタ揺れ続けているようだ。マウイでいろんな形でみんなが集めてくれた寄付や義援金は40万近いものになり、それを代表で熊本の実家に帰る人が持って行ってくれた。大した額ではないかもしれないけどそんな思いはきっと金額にかかわらず被災した方々に届くと信じている。自己満足かもしれないけど愛や思いやりはエネルギーとして伝わっていく、と思う。
それにしても大変な思いをしている人たちがたくさんいる中、私の悩みとかもやもやなんてなんとくだらないことか!今ある環境に感謝して毎日もっと一生懸命生きなくちゃと思う。 

ついこのあいだ、福島でずっと頑張っていて、多くの人の兄貴的存在でみんなの士気をあげることに多大な貢献をしている人の投稿を読んで胸が痛くなった。
彼は福島が完全に復興することを信じて頑張ってきたけれど、なかなか放射能の不安を完全になくすことはかなりの長期戦を強いられることを5年経った今実感し、動きに出たようだった。認めたくないけどそして人のせいで自分の人生がひっくり返ったことも誰かに不満をぶちまけたくないと歯を食いしばって、前向きにポジティブに考えて頑張ってきていたのを知っていたので、どれだけ悔しいか、考えただけでも私も悔しさで涙が出そうになる。そんな頑張ってる人たちの思いを踏みにじるような東電や政府の対応は5年間今でも変わらない。どうにかならないものなのかなあ。私にできることはあるんだろうか?今一度考えたいと思う。

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