時の過ぎるはやさは人によって様々だけれど、5年という月日は誰に取ってもある程度いろんなことが変化があったり、長い月日だと言えると思う。
あっという間に一年が過ぎるといつも思ってる私でもこの5年間を振り替えてみると自分自身は変わっていないつもりでもいろんなことがあった。
5年前まだピアヒにはパドルインがほとんどなかった。(まずそこか、とも思うけれど、今は頭がビッグウエイブでいっぱいなので笑)誰もパドルデジョーズの波に乗れるとおもていなかった。それが今やチューブは当たり前の世界、下手したらラインナップに50人並んでいる。
5年前私はスタンドアップパドルでかなりやる気になって練習していた。脂肪がなくなってなんだかギスギスした体になるくらい筋肉質になってはいたが、ほとんど毎日まりこランをやりながらマウイモロカイにも挑戦し、いつかはこのまま頑張って何年か練習したら、モロカイ2オアフもできるようになるかなあ、とか淡い望みを抱いたりもしていた、(ただマウイモロカイをやった時点で腰が限界を感じていたのでちょっと無理かなという気持ちもあった)それから腰を痛め、痛いのにちょっと良くなったかなというトマt無理を氏というのを繰り返してどんどん悪くしてしまい、2013−14年は本当に歩くのも億劫なくらい、寝て過ごした冬もあった。そしてもうこのまま治らないんじゃないかと途方に暮れて落ち込んでる時期もあった。何をやっても悪くしている気がして治療やリハビリすら怖くなって、筋肉も落ち、6キロほど体重が減ったのに服のサイズは大きくなって真のない体になっていった。それが今では少しず巣ではあるけど回復に向かって行き、また動いても筋肉痛になる前に腰が痛くなるという状態から、筋肉痛を感じられるくらいまで運動ができるようになってきた。
それ以外にも人間関係でもいろんなことがあったりいろんなところで本当に私の考え方に影響を与えてくれる素晴らし友人にも出会った。
まあ自分の話が長くなってしまったけれど、それくらい5年間ていうのは長いのだ。
あのホラー映画からそのまま出てきたような光景だった震災ももう5年も前のことになる。あの時のなんだかハイになったような国全体の雰囲気はもうない。震災を忘れた人はいないだろうけど、今震災について、震災後の被災者の人たちについて親身になって考えている人は正直言ってあの頃の20%にも満たないだろう、申し訳ないことに私も多分その一人、考えてはいるけど何もじぶんから行動に移していない。人から何か言われて、自分ができることを手伝ったり、情報をシェアすることくらいしかしていない。そのことはとても申し訳なく思っている。
嬉しい時には時間はすぐたつけど辛い時悲しい時は時間は永遠に止まっているような気持ちになる。
なのにこの5年間もの間、いろんな思い、辛い経験をしてきた人たちがいる。その5年間はとてもあっという間に過ぎたとは言えないものだと思う。
今でもお子さんを震災で失った親たちが集まる会などもあるようで、でもその会に問い合わせはするものの、なかなか出る勇気が出ずに4年経ってやっと参加するというような人もいるらしい。人それぞれ傷も重荷も感じ方も捉え方も違う、でも震災の与えた影響が大きいことはまちがいなく、その傷や負担は彼らだけにまかせっきりにせず国全体のこととして考えられたらなあと思う。
そんな風に書いてる私ですら最近東北に行ってもいないしできることはいっぱいあるはずなのに何もやっていない。11日がまた来ちゃった、この一ヶ月何もしていない、と反省するだけ。
人の苦労や心の痛みを自分の痛みとして感じられる人間でありたいなあと思う。
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