今日は久々に和子さんに体を見てもらえる日。彼女は元オリンピックのスキー選手で、マウイに住んでいるご主人と結婚し、今ではこちらに住んで、ボディーワークをしている。ボディーワークといってもうまく説明できないし、詳しく説明すると間違ったことを書きそうなのであえて書かないけれど、いわゆる整骨とも違うし、ピラティスより深い、そして精神的な部分にまで深く関わっていく。体の正しい昨日を脳に学ばせることで正しい動きをさせるようなリハビリを教えてくれる。初めて和子さん位お世話になった時私は腰があまりに悪くて普通に立ってることすら苦痛な状態。そんななかほんとに少しずつ少しずつ出てくる問題を一つずつ解決していってくれた和子さんには心から感謝している。そして今はかなり状態がいいけれど、状態がいいよ、ということを見てもらいながら張りやすいところなどをリリースしてもらう。帰る時にはなんだか身体中の血の巡りがぐっと良くなり、軽くなった感じになる。日本でも4人くらい本当にお世話になっている先生方がいるのだが(それぞれ全く違う分野の先生)マウイでも彼女ともう一人日経のアイバン先生にはここ数年本当に助けられてきた。いざ動けなくなった時、心から信頼できる先生がいると言うのはとても心強い。
さて、夜はタカさんのところにみんなで集合。大きな波をやるためにはホールドダウンでも息を止めていられるという自信がなくてはダメ、ということで最近フリーダイビングにはまっているタカさんが素潜りを教えてくれるというので、まずは今晩理論の講義を受けるのだ。
潜る前の今日明日はコーヒーなどカフェインも、アルコールもダメとの禁止令にひろさんは辛そうだったけれど、まずは夕食前にある程度フリーダイビングについていろんなことを教えてもらった。本当に人間、そして生物の体の仕組みって不思議で面白い。
ついつい潤くんともとはしくんのピアヒチャレンジの話に盛り上がってしまい、脱線気味だったが、なんとか大事なことを教わり、あやちゃんとカナちゃんのご飯を美味しくいただきながらみんなで大いに盛り上がった。
タカさんはフリーダイブで息を止めた時に起こる症状を段階別に説明してくれ、この症状になってもまだ大丈夫、これはブラックアウトする前、ブラックアウトしても大丈夫、とか言いながらも見せてくれる動画が本当にやばい。ブラックアウトした人をみんなで慌てて水面に運んでいる様子や、ブラックアウト前に起こる酸欠の状態でサンバと呼ばれる症状(自分に行動がコントロールできなくなり、カチカチ踊るように動くのでサンバと呼ばれるらしい)や行動不信になってる人の動画を見せてくれて、これでも大丈夫、なんて言われても尚更怖くなるばかり笑
こんなもん一人でコンピューターで見てるタカさん、やっぱり変態だーとみんなが言うと「いや普段は見ないっすよ」と言ってる横で「でもパパ機能も見てたよ」と息子のアキラくんがつっこむ。まあタカさんのマニアックぶりは今に始まった事ではないが。
それにしても潜りができて、息が長く止められるようになれば、この波に対するビビリ病も少しは治るかもしれないので私としては是非とも少しでも覚えたいものなのだ。もちろん潜り自体も楽しめたら最高、タコが取れたらどんなに素敵だろう!
でも昔から私は水中への恐怖心が強く、明日の実技講座のことを考えると既にドキドキして心拍数が上がってしまう。とにかく心拍数を下げることが一番大事なのに、落ち着かなきゃ、と思えば思うほど緊張して寝られなくなる。大丈夫かなあこんなで、と腹式呼吸をしながら寝ようと努力する。明日が思いやられるが、楽しみでもある。
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