御昼過ぎにアロハクラシックをやっているホキパに行き、フィジカルトレーナーのサマンサに合い、今後のリハビリプログラムについて話をし,セッションをうける。まだまだおばあちゃんの運動のような域を出ないが、それでもまれ出来なかったものが楽にできるようになってたり、新しい運動を増やしたりする事で私のモチベーションも上がってくる。
そして何年ぶりかに大の仲良しだったジェシカ・クリスプに再会。ワールドカップを回っていた当時のレディースウインドサーファーのなかでは最も気が合う友人だった。本当に今日も思い出話で笑いが止まらない。つくづく思ったけど私は自分に都合の悪い話や恥ずかしい思い出は忘れてしまうように出来ているみたいで、いろんなことを言われたが、全然記憶にない。笑 そのくせジェシカのおかしなエピソードはいくらでも思い出だせる。
彼女は今でもGo big or go home!というスタイルをそのままキープしたカッコいいウエイブライディングを見せていたが、私が一緒に大会に出ていたころも本当にスタイリッシュでレースもウエイブもセンスが良かった。そしてきりきりせず何でも笑い飛ばしてしまう明るさがあった。全く変わっていないジェシカと話ができて、なんだかほんとにすっきりした気分になれた。
夕方からは町で、選挙前の最後の応援。カフマヌショッピングセンター前で行き交う車にVOTE YES、GMOが安全であるという証明が出来るようテストしてほしいという法律を施行する事の賛成に票を入れてほしいというアピールをした。普段彼らがたっているところには今日は現市長が陣取っていた。彼はモンサントから寄付金を3000ドルほどもらっているし、明らかにこの条例に反対している。大勢のサポーターを率いてお揃いのT
シャツで並んで手を振っていた。
一方こちらは皆仕事を終えてから大急ぎで集まった人たち、子供連れのお母さんがとっても多いのが目立つ。(他のチームには子供はほとんど見かけない)それだけお母さん達がモンサントが農薬をばらまいたり子供達の健康を害するのを心配しているのだ。実際に農薬と関係があるとされている超が外に出た状態で生まれる赤ちゃんがカウアイは多く、マウイでも2件ほど例があるという。
(今回の選挙はこの土地に関わる問題だとしてハワイアン達に呼びかけ多くのハワイアンが選挙に登録した、そのリーダーの一人、アリカ・アタイはオーガニックファーマー)
今回凄く印象に残るのはハワイアンが多い事、私達の隣にも一人の若いハワイアンの男の子が木で出来た銛とコンチ(貝の笛)を持ってやってきてコンチを吹きながら一緒に車に手を振っていた。ハワイアンフラッグを持ってあらわれた人たちもいた。そして行き過ぎる人たちでホーンを鳴らしたり手を振ってくれる人たちのなかにもハワイアンが大勢いた。凄く嬉しい事だと思う。土地を大事にしなくてはならない、これはハワイアンにとって最も大事な事でもある。
アラカワ市長側を走る車はそれほど警笛を鳴らしたりしないのに、こちら側は皆鳴らしっぱなしで手を振ってくれたり(ネガティブな反応は二人しかいなかった)絶対にこちらの反響が大きい事をアラカワ市長も感じているし、焦っているのではないかな?
とにかく選挙前のリサーチではまさに5分5分らしい。でも心から正しいと思ってる事をやっているときは気持ちがいいし心も体も喜んでいるのが分かる。
車に向かって手を振りながらふと空を見上げると言葉にならないほど美しい夕焼けがそらを真っ赤に染めていた。
そして島のいろんなところで同じ夕陽を見ていた人たちがいたようだ。同じ気持ちで動いている人たちが同じ夕陽を違う場所で見ながら明日の選挙の事を祈ったに違いない。
なんだかこれはきっといいサインなんじゃない?きっと明日はいい結果になるよ、と皆口にせずとも思っていたに違いない。私達がいたのはカフルイだったけど他の場所で同じようにサインを持って頑張っていた人たちの多くが違う場所で同じ夕焼けに見とれていたみたい。違う場所にいても同じ気持ちで繫がっていたんだな、そんな気がして嬉しくなった。
明日、警笛をならしてくれた人、手を振ってくれた人すべての人がが投票しにいってくれますように。
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