今日からマウイに帰るまでどこか良いところにサーフトリップに行こうと約束をしていたので、数日前からどこに行くか相談していたのだが、結局台風が近づいて着ていてどこでも結構良さそう。もともと行こうと思っていた北陸も良いけど、どちらかと言うと太平洋側が良いのではないか、マウイに戻る前にぜひとも一度は行きたかった東北はもうちょっとあとでしか波は割れそうもないし、思い切って四国まで行こうか,とか色々候補がでてきたが、最終的に彼がいつも狙っている近場のアウターリーフが割れると思う、そこは人もいないから、という事でそこに連れて行ってもらう事に。
友人のたーくんは私がウインドサーフィンを始めたころからの友人で、私のアウトドア遊び全般の大先輩、師匠でもある。ただただウインドをするだけでなく、いった先でキャンプしたり山に自転車でいったあと湖でウインドしたり、海で拾った貝を海水で煮て空腹を満たしたり、いろんな楽しい事を教えてもらったし、たくさん影響を受けた人でもある。
三島で合流するために鎌倉からレンタカーで出発したが、なんと鎌倉予想以上に波が良い。その上珍しいほど人がいない!稲村の手前なんてスタンドアップが二人いるだけでその人が頭くらいの波に乗ってるのが見えてしまった。ああ、ここで乗ってから行きたかったなあとは思ったが、待ち合わせしているので待たせるわけにも行かない。
三島でピックしてもらい、そこからさらにたー君の車で移動。波は思ったよりなかったけれど、それは想定ないの事らしく、本格的な波が上がるのは明日以降らしい。まあ私はいった事のないところに行けて、キャンプが出来ればそれだけでも楽しい。
結局波が割れているところはサーファーがいたので私は遠慮して御散歩、そして締め切りが過ぎている原稿を仕上げることに。
夜はおいしい秋刀魚やら鍋やらを頂いて宴会。ブラジル人で御前崎に住むカメラマンのペドロも合流。日本語が上手いのにはびっくり。彼はボディーボーダーでかなりヘビーな波にも入れるカメラマン。日本では貴重な存在なので地元御前崎や静岡近辺でどんどん良い写真を撮ってほしいと期待している、物静かなナイスガイ。キャンプでくらいなか一緒に飲んだり食べたりしながら話すのはほんとに良いな。
そんななかこの辺りのローカリズム(ローカリズムと呼んでいいのか分からないけど)についていろいろ話を聞いていてなんだか恐ろしくなった。
ローカリズムというか、ここは誰が入っても良い、誰が入っては行けないという事から始まって、ものすごい敵対意識が生まれたり、縄張り的なものが出来てくるのか、そこからなんと殴り合いになったりするらしい。あげくのはてにちょうどその日だれかがウエットスーツを後ろから首にまかれぐーっとしめられて意識が遠のいたところを殴られ大けがをしたという話を聞いて、なんだかもう、ほんとにいやになってしまった。ローカリズムってそういうものではないと思う。ましては私にとっては海に使う道具は神聖なもの、それを使って人の首しめるなんて!!お互いの良い分もあるだろうけれど、何よりそんなことが起こるようなところにはいっさい関わりたくないし、どんなに良い波でも私には魅力的には写らないだろうなと思った。そんな事を聞いたら、もうどんな小さな事でもウエルカムバイブでないものを感じたら海に入りたくない、という気持ちが膨らんで、なんだか明日からも楽しめそうにないくらい落ち込んだ。
サーフィンってそこまでしてするものかしら?っていうかそれはサーフィンじゃない。サーフィンにかこつけてケンカしているだけに聞こえる。
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