マウイでは11月の選挙で重要な事が決定される。モンサイトを中心とする農薬と遺伝子組換え作物の種子会社が、マウイや他のハワイ諸島に広大な土地をリースし、たくさんの農薬を川や海に流し、住民の健康に害を与えるとして反対運動が何年かまえからどんどん大きくなってきているのだが、マウイでもまずは遺伝子組み換えの植物は完全に安全だという証明がされるまではマウイで育てるのを禁止しようという条例を人民の署名運動で通そうとしている。それに対してモンサントを初めとする農薬会社が、GMOの作物をマウイで育てないという法律を作ろうとしているのは農業を廃止させる動き、農家を打ちのめす法律だという全く以て実際と反対の事を訴えるキャンペーンを大金かけて繰り広げている。実際には苦しむのは現在マウイに毒をまいているこういった大会社であり、ローカルファーマー達を支援する動きなのに。でもこんなやり方も日本と同じ、問題や議題な違うだけで、お金でいろんなキャンペーンを繰り広げてくる。知る事、学ぶ事から真実を理解しなくては、と思う。政治的な事は書きたくないけど、でも自分のスタンスをはっきりさせるべきときもある。
夏にマウイから日本に帰る頃、モンサントが何億もお金をかけてGMO作物が安全だとはっきり証明される間でマウイで作っては行けないと言う法律を作ろうという動きに対して、反対のキャンペーンを繰り広げルハズだ、そして依然メインランドでもそうだったようにテレビや新聞でばんばんありもしないような事を流して洗脳する作戦をとるだろうと予想されていたけれど、帰ってきたらその通りになっていた。新聞の一面がモンサント反対の運動は農業禁止の運動だ、とか(全くの反対であるけれど)地元の仕事をなくしてしまうよそもの達の運動だとかいろいろ言ってるようだ。
調べれば分かる事ではあるけれど、目の前に出てくる情報しか見ない人も多い、特にモンサント反対のグループは個人が動いているもので大会社からの援助も資金もない。それでも皆凄く頑張っている、この選挙でマウイの将来が決まって行くだけでなく、この結果次第で他のいろんな場所での動き、流れが変わって行くかもしれない大事な事だから。
ハワイ島ではすでに市長はモンサントを初めとする会社が遺伝子組み換えの作物を作る事を(パパイヤをのぞいて)禁止している。カウアイは現市長に真っ向から立ち向かうダスティンバーカがなんとか市長選挙で当選し、モンサント、他カウアイの広大な土地を農薬で毒している会社を追い出そうと頑張っている。そして市長はいろんな事での不正がバレ始め、資金繰りに対しての質問に答えなかったり、ダスティンとの選挙前の答弁会をキャンセルしたりしてかなり不利な体勢に追い込まれている。
この11月はハワイ州にとって政治的に大きな変換がおこるかもしれない、そして起きてほしいと心から思っている。
マウイの住民からのメッセージを是非ご覧ください。
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