2014-07-24
7月24日 Mad Dogs
久々にカイト。波がないのでカナハにいく。
ちょっとだけオン気味のカイトに最適なコンディション、全くガスティーでなく、メローすぎるほど。でも久々のスピード感は最高だった。その上ここ一年以上腰の痛み無しでカイトが出来た事がなかったのだが、カイトを膨らます時点でいつもより楽で、乗ってる間も問題無し。我慢する時間が長く、永遠に感じられたけどでももしかしたら少しずつ奥の方から良くなってきているのかもしれない。そうだといいな。
日本に帰る前にいろんな人の取材をしておこうと最近インタビューが続いている。今日はジョーズでパドルインが一般的になった一番最初のきっかけになったともいえるサーファー、マルシオ・フェレーリ。
Mad Dogs のニックネームがついているブラジルバヒア出身の彼、ユーリ・ソロデート、ダニロ・クートの3人のブラジリアンはトウインのジェットが行き来する中パドルでやり始めたのだ、その中でもアンダーグラウンド中のアンダーグラウンドビッグウエイブチャージャーのマルシオ。今でもマウイフィッシュマーケットのキッチンで働きながらビッグウエイブに照準を当てて、冬を待っている。
(当時はもちろんインフレータブルベストなんてなく、裸でやっていたマルシオ)
彼の話してくれたパイオニア時代のエピソードはほんとに素晴らしく、興味深いものだった。どんな事でもやはり初めが一番大変で苦労もする、でもその分だけエキサイティングで楽しいし、仲間との結束も固い。ただただ純粋な気持ちで皆が繋がれるから。
あまりに素晴らしい話でジーンとしながらメモを取っていた顔を上げると話している彼の目もまっ赤に潤んでいた。大の男をそこまでさせるくらいピアヒの波に乗る経験は凄い事なのだ、と思う。見ているだけで、乗っている彼らを眺めているだけでこれだけたくさんの事を感じ、学ばせてもらっているんだから乗ってる本人達は普通の人が経験できないようなものを得ているに違いない。
『去年は自分がフォーカスしていなかった、大きな波にの載ったし、回りには分からなかったかもしれない、でも自分がそのことは一番分かっている、すべてにおいての準備がしっかりできていなかったから今までの経験や知識でなんとかカバーして載っていた、今年は違う、夏もダウンウインドやカヌーで鍛え、一時期中毒になっていた葉巻もやめ、飲む量も減り、冬を完璧な状態で迎え、これだと言う波に乗るつもりだよ。」
見た目ずんぐりむっくりでとてもパドルインジョーズムーブメントのきっかけを作った人とは思えないが、彼には回りにいる者にまで伝染するほど熱い情熱がある。
素晴らしい話が聞けてちょっと興奮気味の夜。。
(SOS BIG GUNS)
彼の板を削っているショーンはピアヒチャージャー達のガンを削っている、これが彼のオールスターチーム、この他にも他のブランドのライダー達(ダミアン・ホグバットやジェイミー・ミッチェルなど)がピアヒ用ガンだけ彼にオーダーしにくるほどだ。
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