2014-05-22

5月22日 Get Wet every single day

波もなく、風もない、それにしてもこの時期のマウイはとにかく毎日トレードウインドが強く吹き続けるのに、12日にマウイに戻ってきてからトレードなんてほとんど吹いてない。なんだかちょっと怖いくらい。今日もノースサイドが朝グラッシー、午後からは御社が吹いてくるけどこんなにこの時期に風が吹かないのは今まで覚えがない。

朝海にいってしまうと午後どうしても疲れて仕事に気持ちが入らないので、まずは仕事をしてから漕ぎにいこうと思って午後出発。どうせ波ないから家からすぐのカナハも風ないからそっちで漕い打法が時間とガソリンが無駄にならないかな、と思いながらももしかしたら波が良くなってるかも、となんの根拠もない期待を胸にサウスサイドに向かったが、残念ながらやはり波はなく、その上風はノース側よりずっと吹いていておんしょあでぐしゃぐしゃ。ああ、これなら家から近いトコで出れば良かったと、あまり出る気もなくなるようなコンディションだったけど、この間京都出身のビッグウエイブサーファー青山さんにお話をお聞きした時に心に残った言葉を思い出した。

彼は今四国に住んでいるのだけれど、一昨年胃がんと診断され、手術をしたにも関わらず、必ず毎日2ラウンド海に入っていると言う。波がなくてもコンディションが良くなくても入る。コンディションに合わせてスタンドアップで入ったりショートで入ったりと色々だけれどとにかくオンショアでも何でも入るらしい。どんなコンディションでも入る事で体作りが出来るからと言っていたけど、確かに私もはじめの頃はそうだった。いいとき、楽しい時だけやっていても上手くはならない。どんな時でも乗る事でいいときさらに上手く乗れるようになる。まして今私は腰が完治していないのでいい時でも長くは乗れない。短時間しか乗れないのだし、まずは体の筋肉や体力を取り戻すためには波の質なんて関係ないはず。とにかくあんなにすごい青山さんのような人でさえちゃんと地道に海と向き合って生活しているのに、私はまだまだだな、と話を聞きながら気がつかないうちに海に対して贅沢になっていた自分に気がついた。マウイに帰ったらたくさんは乗れないからせめて出来る限りどんなに悪いコンディションでもちょっとは乗ろう、そう決めたのだ。

だからとりあえず出る。それが小さい板でこのオンショアのコンディションは結構難しい、ころころ落ちたり、テイクオフもどれが涙かわからないような中ピンポイントで行かなくてはダメ。その上風で流されてしまう。全然良くないコンディションだったけどいろいろ課題があって、そういう目で見たら結構楽しくなってきた。
今乗ってる7’4はそういう意味でもチャレンジングで楽しい、だって真っすぐ漕ぐのでさえバランスが上手く保てないからスピードを落としてしまう、ごまかせないから漕ぎ方を一からじっくり直していかないとならない。
まだまだ昔のようにパワフルに漕げないけれど、まずは海に続けて入れるようになった事だけでも嬉しいし、大きな前進。だから焦らず地道に、そして毎日ほんのすこし海に入るよう心がけようと思う。

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