朝から風が吹き、波もある、トレードの向きから風が吹いてるのを感じたのなんて本当に久しぶり、この冬は全くトレードウインドアが吹いていない。去年の今頃なんてビッグウエイブに乗りにきた浩平君や宗豊君、津村サンが来ていた間中吹いていたというのに(波があっても乗るどころの騒ぎじゃないくらい吹いていて、皆でダウンウインドしたりしていたっけ。
今朝は私もさすがにそわそわ、スタンドアップも楽しいけどやっぱり波の中でのカイトは最高に好き。ただし腰が完璧でないし,ここのところずっと乗っていなかった事もありちょっと不安も残る。風は思ったより東よりのオフ気味の風、つまりガスティー。ビーチからリーフを横切るところでみんな手こずっている。上手な人たちもカイトを落としたりしてるからかなり難しいのだろう。でも今日を逃すと日本に帰るまでにもう乗れる日はなさそうなので今日はどうしても乗りたかった。
7mを張り、痛む腰をハーネスでかばうようにカイトを上げたものの、何回か落とし、やっと出て行けたのもつかの間、アウトはかなりオーバーでそのうえガスティー。ストラップレスででなければよかったーと公開したけど後の祭り、もうあのリーフを横切って戻ってまたでる気にはなれない、なんて思っていたらまた風が変な感じになり、カイトがフワーと落ちていった、落ちていく時にカイトが浦返しになるように何回か開店して落ちたのでラインがねじれてしまった。その上なかなか上がってくれない。そういってる間にセットの波が来てグチャート巻かれてしまった。それでも体がラインにからむ事はなく、なんとか苦労してカイトを上げたのだが、ラインがへんになってしまい上手くコントロールができない。これは下手に直そうとして時間をかけているうちにずっとしもの方に流されていくより、さっさと見切りを付けてママスフィッシュハウスのリーフに上がれるようにした方がいいと判断し、ボディードラッグでママスまで行き、何度経験しても怖いあのリーフのうえをなんとかスルーし、カイトを岩の方に落として岸に戻れるよう泳いだ。リーフに打ち付ける波の引き波や流れに翻弄されながら、そして岩に打ち付けられて大けがしないように気をつけながらなんとか生還。カイトをやってるらしきお兄さんが駆け寄って私のカイトを回収してくれ、岩のあちこちにスタックしたラインをとるのを手伝ってくれた。こういうところでは一人二人の方がずっと楽なのでほんとにありがたかった。
『始めたばかりなの』と聞かれて、『いや、そういうわけではないけど』って答えたら、だってボディードラッグしてるからここでボディードラッグを練習しているのかと思った』と言われた。さすがにそこまでアホじゃないですよ、お兄さん。レストランのお客さん達にも無事帰って来て拍手されたり、こえかけられたり、はずかしいかぎり。ここからレインズまで荷物を戻っていくWalk of shameはここしばらくやってなかったなあ、昔は4回に一回くらいやっていた気もするが。
(阿出川ファミリーin Lanes)
こんな情けないセッションに腰を使ってしまい,もうかなり痛くなってきたので風もちょっと良くなってきて,もう一回リベンジで出たかったけれど大事をとってやめておいた。これで今年の冬のカイトは終わり?だったらかなり寂しいなあ。
マウイに一ヶ月滞在している阿出川潤君もやってきた。見るからにガスティー中瀬を見て,トリッキーな感じですねえと渋い顔をしてはいたけれど,その上リーフを歩くのに必要なブーツもおいてきちゃって裸足で出て行ったけれど怖い怖いと言いながらもしっかりクリアして沖でサイズのあるセットの波を取ってリッピングしていた。もう一日くらい風吹いてくれれば一緒に乗れるのになあ。
(龍之介君はマイペースで楽しくお砂遊び,2歳弱にしてもうなんか貫禄がある)
波は引き続き明日もあり,これからずっとサイズがありそう。土曜日から日曜にかけてはジョーズも割れそうだが,風の向きが問題。明日は風が弱そうだけれど,明後日は強いコナウインド,そして日曜はオンショアに変わる予定,コナウインドからオンショアに変わる間数時間風がない時間があるかもしれず,その窓を狙ってジョーズの波に乗ろうとしている人はかなりいると思う。でも今回結構サイズあるんじゃないかな。
4ヶ月一緒に暮らしたベアトリスが今日スイスに帰ってしまう。いつも明るくて誰よりも長い時間毎日海にいた彼女。彼女の好きな日本食で最後の晩餐。ありがとうビー、またあいましょう。
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