その後もずっと見ていたがそこまで大きなセットは来なかった、でもタカさんもここ数日ジョーズで見てばかりでろくに乗ってないのでリラックスして乗りたいから行くと言うので私もビーチまで行って私でも安全そうだったら出てみる事にした。
ビーチまで行くとそれほど大きくはなさそうだったのでとりあえずちょっと出る事にした。ただ先程見たセットのイメージが頭から離れずあのサイズで巻かれたら私はヤバいという意識があったせいか、それとも腰に不安があるからなのか、全然強気になれず守り体制。普段からショルダークイーンなのに、今日はこれじゃあチャンネルハガー(チャンネルにしがみついてる人という意味でショルダークイーン、クイーンオブチキンジャイブに並ぶ私の造語)だわーと情けなくもなるが、まあ無理をせず気持ちが行けるようになったら行こうと皆のライディングを見ながら大きなセットが来てウエストボール近くで割れそうな波が来たらテイクオフする事にした。
結局小さめの波をインサイドで2本乗れただけ、はるかとおく、メインのピークからセットに乗ってくるみんなの写真をとってばかりだったが、まあそれでも家でうじうじするより海に入れるようになった事を喜ぼうと思う。
(タカさんの一本目)
タカさん立ちが大喜びするほどの本格的なピアワンではまだなかったけれどセットは充分に私を怖がらせるだけのサイズがあり、いつも以上に行けてないダメダメな私を再確認しつつ、自分の準備や体調が波に見合ってない時は波も自分の方には来てくれない事を実感した。すべてがいい時は自然といい波が自分の前にどうぞと来てくれるものなのだ、と思う。昨日よりは大きかったけれどめちゃくちゃ大きな波はあの私が家から見たおばけセットのみだったようだ。
(イアンは今日も一番いいセットをしっかり乗っていた)
(ここでいつもあうマット、汚い車に乗ってるけど実は弁護士だそうだ)
今日もジョーズは割れていたようだ。大きくはないが人も少なく良かったらしい。それにしてもこんなに何日も、それも一日中風が弱くてコナウインドなんて事ほんとにマウイでは珍しい。
そんなこんなで2本乗って家に帰っていろいろやってるうちに夕方になり、夜はくらのかずこさん宅でお好み焼きをいただいた。
いつも腰の治療とトレーニングでお世話になってるかずこさんは元スキーのオリンピック選手、ご主人のステファンとマウイで知り合いこちらでパートナーのアレハンドラと一緒にボディーワークのスタジオを開いて私達のケアをしてくれている。彼女と話すといつも自分が向き合えていない、あるいは向き合うのを無意識のうちに避けているような自分の問題と向き合う機会をさりげなく作ってくれる。長年の体をいたわらずにこき使うだけこき使ってきた影響が大きく形として出てきた私だが、表面的な痛みを取るだけでなく、根本的ないろんなアジャスト(体だけでなく精神面いおいてもスピリチュアルでも)が必要だと感じられるようになった、そして辛抱強く自分の治癒力を信じ自分の体をいたわる事の大切さを教えてもらっている。あかりちゃんはダンサーで小学校の先生でもある。普段あまり一緒になることのない4人だけれどいろんな話ができて、とてもいい時間だった。
二人のおしゃまな子供達もほんとに可愛くて癒される.子供達のためにも自然があふれる安全なそして心温まる世界を受け継いでいかなくてはいけないな、と思う
さあて、今マウイでは誰かが水曜日、と言っただけで何の事を意味しているかわかってしまう。誰もが水曜日に来る何年ぶりかの巨大なうねりについて考えているみたい。風が強いオフショア、あるいはくるっとシフトしてオンショアになる可能性がなきにしもあらずだが、波の大きさは半端なさそうだ。ここ3年ほど、パドルでジョーズの波に乗る事が始まって以来ずっと大きなうねりが来ていなかったけどさすがにこの波はトウインの登場じゃないのーッというのがちまたの噂。トウインチャージャー達が待ちに待ったうねりかもしれない。風が悪くならずに、皆が安全にチャージできますように。
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