2013-12-21

12月21日 Fun condition

ハワイは常夏の島だけれど、それでも季節の変化はある.冬になると大きな波がやってきて、雨が多くなり、ちょっとだけ涼しくなる、例えば夜トレーナーを着ずにはいられなくなるとか、特にハイクの冬は寒く、靴下無しではいられなくなったり1ヶ月と押して雨が降る事もあるのだが、今年はなぜかかなりドライなシーズンインで雨が少なく寒さもあまり感じない。波も適当に大きなものはコンスタントに来てるけど巨大なものは来ていない。そう考えてみると去年も一昨年も巨大なスウエルは来ていないのでジョーズが割れてもパドルインばかりでトウインサーフィンはでる幕がない。

(ティアゴはブラジリアン、最初はあまりに生け生けすぎて怖かったけどそのノリでジョーズのトウインでもワイプアウトオブザイヤーの候補になったりしているうちにほんとに乗れるようになっちゃった.ジョーズでカイトもやっている)
今日も西ウネリはまだ少し残っていてホキパでオーバーヘッドはゆうにあった。昨日も楽しそうだったけれど、我慢して、今日はさらに腰の調子も軽かったので今日こそは乗りたいとレインズへ向かったが、やはり何となく不安要素があり、板を持って歩いていたらグきっと何度か鋭い痛みが走り、結局まだやめとこうと我慢した。

(ゴージから冬の間来ているらしいマット)
それにしても楽しそうなコンディションを前にいつになったら乗れるのかよくわからない状態でいるのは拷問。でもそういう中で何か学ばなくては行けないものがあるからこその今があるんだろうな。
(ホキパではジョッシュストーンが息子のハーレーと同じ波でクリスクロスを楽しんでいた.微笑ましいな)

結局クリスマスプレゼントをお世話になっている何人かに届け、そのままレインズで皆の見学。

(おしゃべりに夢中になりすぎて写真を撮るのを忘れてしまった!)
 テレビの撮影を終えて帰る前に一日のんびりできたスティーブと待ち合わせ久々の再会。ランチを食べながら話が止まらない、なんせ下手したら10年近くあってなかったのだ。

スティーブの弟のジェレミーの映画で滑ってヒマラヤのすごい斜面の話や、ワイオミングのグランドのものすごい斜面をつい最近ブライアンイグチと一緒に登頂し滑降した話も感動的だった。彼らが今作ってる3部作のラスト「HIGHER』はほんとに楽しみ。何回か書いているがJeremy Jonesはスノーボード界のジェリーロペス的存在だと言っても言い過ぎではないと思う。
(彼らと知り合った頃の写真、バルディーズにて、左から19歳だったジェレミー、長男のスティーブ、次男のトッド、この年に撮影を始めた)
以前は冬何シーズンも一緒に暮らし、毎日スキーバムだった彼らのご飯を下手したら毎日10人分くらい(一緒に住んでいたのは3人だったがなぜか夕食時になるとぞろぞろ仲間が集まって来ていた)作っていて、ほんとに兄弟みたいな存在で彼の事なら何でも知っていたから、一番子供で、手がかかるスティーブが町で奥さんにいろいろクリスマスプレゼントを選んだり、まだ8ヶ月で(だから多分何をあげてもそんなには理解しないだろう新聞紙なんかでも音をさせて楽しめる年頃なのだけど)何もわからない息子にウクレレを買って、ボクもギターを持ってるから一緒に弾ける、とか、古い機関車のおもちゃを買ったりしているのを見てると微笑ましいやらなんだか悪かった息子が立派に成長したのを見ているような気分で誇らしいやらなんだか嬉しくて何度も何度もIam so proud of youってハグしてしまった。

こうやって何年も会わずにいてもやっぱり一度兄弟だった人はずっと兄弟のままなのだ。
『俺だってこんなに長い間サーフィンせずにいてこうやって海にはいってひどい姿さらしてるとはいえ楽しいんだから、Tomoもたまには滑りにかえってこい、思ってるほど滑れなくはないはずだよ』と言ってくれた。そうかなあ、そうかも知れない。あるいは全然思ってる滑りとはほど遠くてがっくりするかもしれない、でも雪と戯れたり、雪山のあの景色やしんしんと降る様子、そんな美しさにしばらくふれていないので感じたいな。日本の雪仲間達はみんな山にシフトチェンジしつつあるようで雪山の写真が届いてくる。暑い夏、寒い冬だからこそある情緒も素晴らしい。

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