ホキパでのコンテストが今日ですべて終了。私が初めてマウイに来たときに一緒につれてきてもらい、ウエイブライディングを始めた頃ずっと厳しくいろいろ教えてくれた師匠の羽隅さんがグランドマスターズクラスで優勝した。
彼との思い出はたくさんあるが、とにかく真面目に練習することの大切さを教えてくれた。初めてマウイに来た時ウオーターがやっと出来る程度のレベルだったがとにかく盲目的にジャイブ練習をした。一ヶ月くらいである程度できるようになったけれど、それでも彼だけはあればまだジャイブとはいわない、Uターンだ(ジャイブと言うのはスピードがいっさいロスされないスムーズなものをいうのだ)と言って認めてくれなかった。ホキパに入るのも100%じゃイブが出来ないと入っては行けないと言われていた。
褒めてくれたことのなかった彼がその3年後くらいに私が初めて大会で入賞したとき、本当に嬉しそうに良かったな、すごく上手かったと褒めてくれたことは未だに良く覚えている。それくらい最初は褒めてくれたことがなく厳しくいろいろ仕込まれた気がする。あれからもう25年くらい経っているが羽隅さんのスタイルは基本的に変わっていない。毎日ほとんど休むことなく海に入り風がなければサーフィンし、風があればウインド。とにかく年を取るとやらない期間があるとなかなか元に戻れないから怪我をしないようにすることと継続が大事なんだと言われた覚えがあるが、羽隅さんの年齢になって自分が彼くらい海に入れる体力と気力と実力があればそれ以上は望めないほど上出来だと思っている。
今やグランドマスターズクラスでもだんトツに最年長の羽隅さんは日本だけでなくマウイでもレジェンドだ。ただ一時期すごく上手いことより、彼のように長く長くウインドをつき合い、自分のライフスタイルにいい形で取り込んでいることの方が実は難しくて偉大なことのような気がする。
心から祝福を送りたい。
さて風もまあまあ、波は少しサイズダウン、久しぶりにストラップをつけて乗ろうと思ったら波が小さいのでストラップ無しでいつもより思い切って突っ込む努力をしてみたが、うーんむずかしい。
課題はたくさん、なかなか上手くならないけど、だからこそやめられない。
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