ウッチーは冬の間は毎週末がっつりスノーボードをしているらしい。シーサーのことも良く知っててキャンプにも参加してるし、紹介してもらったのも片品のスノーボードガイドでスタンドアップもやってる沼ケン。その上この間のValhallaの上映会も『俺たちに出来ること』の写真展にも言ってるほど。共通の知り合いもたくさんだった。華奢でかわいらしいのにやっぱりそれくらい熱心に通ってるような人なのでやり始めたらすごい頑張りぶり。全くの初めてなので漕ぎ方もスートは一定って悪い癖がほとんどない。最初のうちは緩ーい感じでのんびり漕いでいたけどサーファーがいない上に(昨日の海の混雑が信じられないくらい!)波はちょこちょこあったので誰もいない材木座周辺まで行ってから二人で波乗り練習。普通初めての人にこんなことは出来ないのだが、こんな乗りやすい小波で人もいないことなんて滅多にないのでラッキーだった。最初のうちは漕ぎが弱いので波においていかれてばかりだったが、だんだん向きになって漕いでるうちに自然と漕ぎ方が前傾になり、またパワフルになってきた.平水面でパワーをだして漕ぐ練習するより波に乗ろうとして夢中になってもらった方がすぐ出来るようになるんだな笑。そのうち漕ぎながら足をちょっと前に出すことで体重を前にもっていき波に乗るコツを覚え、何度も波に乗れた。あまりに一生懸命そして楽しそうにやってくれるので、ばっちりいい波を乗れるまでもう一本、いやもう一本なんてやってて、気がついたら3時間フルに乗っていた。多分ウッチーはまた、やりたい!って思ってくれたと思うし、基本の漕ぎは出来るようになったので続けていって夏はスタンドアップ、冬はスノーボードと頑張ってほしいなと思う。
その後家の中の片付けやったりパッキングしているとあっという間にお昼。
仲良しの美女三人組が鎌倉に着いたので迎えにいってランチ。沖縄旅行でたくさん拾った貝で作ったネックレスなどを見せてくれた。
貝でアクセサリーを作る人はたくさんいるけれどアキさんは特別、彼が作るようなものを作れる人はどこにもいない。70年代からずっと同じスタイル、同じようなデザインで作ってるのに(もちろん進化はしているが)全く古くささを感じさせないどころか、いつ見てもオリジナルで新しいと感じさせるのはやっぱり彼のジュエリーが本物だから。何しろ私も昔々に東京で見かけたときの衝撃は忘れないし、その後にたようなものは見かけても友人のエマちゃんがつけていたジュエリーを見て、これはあの時見た素敵なジュエリーと同じ人が作ったものにちがいない、ってすぐわかったほどだから。
とにかくそんなすごいものを作る人なのだけれど、だからこそ私の拾う貝にも理解を示してくれる。去年彼に敬意を示したくていろんな貝をプレゼントしたらそれがジュエリーになって戻ってきてしまった(役に立てばと思ってあげたのに反対に私がわらしべ長者に)のだが、今回はお米粒ほどのピンクや紫の貝をわたしたら、とんでもない時間と労力をかけてネックレスを仕上げてきてくれた。
(写真ではこの微妙な渋い濃い紅色から白に近いピンクまでの色のグラデーションが上手く伝わらないなあ)
シンプルだけど、見る人が見ればどれだけ細かいところに気を配っているかがよくわかる。どんな服にもにあうし、日常的につけられるネックレス。
貝を送ってもお礼どころか反対によけいにもらうことがわかったので今度は違う形でお礼しなくちゃ。このネックレスも言葉やものではお礼が仕切れないほど素晴らしい贈り物。ビーチにへばりついて毎日少しずつ集めた可愛い貝達がこんな素敵な形になって私と一生ともに過ごしてくれるのだから。でも多分私がちゃんとそれだけの仕事を理解して感謝してることもアキさんはわかっていると思う、そうじゃなきゃ作ってくれないだろうとも思う。貝や海が生み出す宝物に対する愛情を共有するもの同志だってわかるんだろうな。
その後も友人達が連絡くれたり会いにきてくれたり,買える直前でばたばたしてたけどなんとか片付けも終わりパッキングも出来て、幸チャンに空港まで送ってもらい、無事離陸。さすがに今日はくたくたで空港に行く道も話しながらうとうと、飛行機に乗ったらすぐさま寝てしまった。
長い日本滞在だったけれど、あっという間だった、いろんな人といろんなところで出会い、いろんなことを考えた。そして日本の中を旅すればするほどもっと訪れてみたいところは増えていく.おそらく来年の夏も日本各地をうろうろすることになりそうだ。
お世話になった皆さん本当にありがとう。マウイで腰を完治させつつ体を鍛え直し、波に揉まれて謙虚にさせられる日々に戻ります。
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