2013-10-17

10月16日 Surf's up

昨日よりサイズアップ、カナハにいこうかどうしようか迷いながら、結局混んでるよりちょっと怖くても自分をプッししようとスプレックスに向かうことにした。が、ついたらすでに風が入っていて断念。それにスプレックスは割れるほどには波は大きくなかったみたい。カナハに戻るとこちらもすでに風が入っていた。でもウネリがノースっぽかったのでカナハにも楽しめるサイズが入って来ていた.もっと早起きしなくちゃ。
若い頃私は自分が運動神経もセンスもないことを自覚して上手くなるには人の3倍練習しなくてはということが常に頭にあった。だから練習量だけは当時誰にも負けてなかったと自信を持っていえた。誰よりも早く海にでてとにかく乗り続けていた。取り憑かれたように練習していた私に「やればいいってもんじゃないんだぞ』とアドバイスをくれる人もいたけど、不器用だった私はとにかく練習あるのみで海に入っていた。残念ながらその方法は若いうちは通用したが今それをやろうとすると体が悲鳴を上げ、壊れてしまうようになってきた.今必要なのは自分の限界を知り、それを受け入れること、あきらめ足り、言い訳をすることとは違う。でも自分なりにプッシュしつつもこれ以上やってはいけないと言う境界線を理解し、それを守らなくてはまた腰を痛めたり故障がなくならず、結果さらに練習できなくなり、筋肉も落ち、精神的にも落ちてしまうから。

今腰が痛くなる前に出来るスタンドアップは大体2時間、レースのような漕ぎ方の練習はまだちょっと無理で、カイトだとギリギリ2時間出来るか出来ないか,でもそこさえ守ってリバビリ運動をしっかりやり、ストレッチを怠らなければ腰を痛めることなく冬中波のりし、自然と筋力を戻していけると思うので頑張ろうと思う。

カナハでスタンドアップを楽しんだ後、今度はレインズへ。昨日よりサイズアップ、去年だったらストラップの板をだしていたかもしれないコンディションだが、乗れるようになるにはどんなコンディションでもストラップレスでいくしかないと友達がアドバイスをくれたので今日もストラップレス。このリップに当てたいのに、と思うところにストラップレスだといけないし、テケテケライディングが情けない。でも確実に去年やり始めた頃よりは楽になってきている。継続は力なり、なのかな。でもこれ以上大きくなったらストラップないとやっぱりいやだなあ。

夕方カイレニーが電話をくれた。オアフのレースからもどって来たばかりで大忙しだろうに、彼は本当にそういうところが律儀でしっかりしている。
『今日楽しんだ?』と聞くので、『多分カイほどではないけど2種目楽しめたよ!』と言ったら彼は「朝スタンドアップをやってからトレーニングをして、その後今までウインドをやってて、これからカイトをしようと思ったところで私に電話することを思い出した」のだそうだ。
ジェリーさん、レアードにインタビューするといつもほんとに原稿が書きやすい、と言うのはパンチのある言葉やストーリを間違いなく聞かせてくれるから、反対に削除できる部分がないくらいどれも素晴らしい言葉ばかりなのだ、カイレニーもそう.スーパーポジティブで、実際にそれを心から信じていっているのがわかる。彼と話すだけでこちらまでモチベーションが上がってくる。ゆっくりじっくり彼をとことん取材して記事を書きたいと思う。

ちなみに彼が今とてもインスピレーションをもらっているのは私もとても見たいと思っている、何年かまえに亡くなったエキストリームスキーヤーであり、多くの人に影響を与えてきたシェイン・マッコンキーの映画とアメリカズカップだそうだ。アメリカズカップが今年最大のカムバックを果たしたことが自分の大きな励みになって、頑張っていたが、自分も同じように予想外のカムバックでレースのワールドタイトルをとることが出来た.どんなにダメなように見えても努力し続けて追い求め続ければ必ず自分の思いは達成できるんだと実感できたよ、と明るい声で話してくれた。

(以前撮影したカイのショット、まだ小さいのに5時間近く一人で頑張って一言も泣き言を言わずカメラマンと私は感心していたのだが、今見るとこんなにあの時ちっちゃかったんだとびっくり)
いろいろやりたくてやりたくて、ほんとに自分が5人くらいいれば、すべて思い切り出来るのにと言っていたのには笑った。だって、私もずっと同じことを言い続けていたから。5人いれば一人はウインドサーフィン、一人はスノーボード、一人はカイト、一人は仕事でお金を稼ぎ、そしてもう一人はボーイフレンドと一緒にいられるけど、残念ながら私は一人だけなので、最後の二つがおざなりになってだめなんだって。

明日もコンディションは続きそう.気を引き締めて早起きして頑張ろう。

No comments:

Post a Comment