東北で過ごした数日間は普段の1週間分、いやそれ以上に消耗した。いろんなことを考え,思い切り楽しみ,美しい景色を楽しみ,そして未だに残る傷跡,全く復興とは縁のないように見える場所などに心を痛めたり。でもいかないと実感できなかったこともたくさんある。
個人的にもたくさんのいろんな思いでパンパンになり,かえりの道中はなんだか頭がぐるぐる回って普段全くないのに頭痛までしてきた。
でも何も考えずに通り過ぎるよりいいのかもしれない。知らずにいれば楽かもしれない。でも知ることからいろんなことが始まると思う。
あれから2年以上たち,東北も変わっていった。全く変わらないところもたくさんあるけどいろんなことが変わった。何しろ最初に行ったときなど水も電気もなかったのだから。でもそんななか皆で力を会わせてキャンプのような生活を共同でしたいた時何か不思議な充実感があったのも事実でそれは被災者の人からも何度か聞いたことがある。人間とは不思議なものでとんでもない状況におかれてもそれなりにその中で楽しみや希望を見つけ,かなり豊かで快適な生活の中でも不安や絶望を見つける。結局はすべて自分次第なのかもしれない。それにしてもこの2年間壮絶な変化を強いられてきた東北の人たちに,さらに精神的にも重圧を与えるような防潮堤問題や遅々たる復興、なんで?という計画に巨額が使われたり,支援されるべき人に支援が届かなかったり,いろいろだけれど,これ以上彼らを精神的にも疲れさせない環境を外から応援していけたらと思う,でも実際には祈ることくらいしか出来ないのだが。
頭がパンパンの状態のまま今日は締め切りが過ぎている原稿をやっつけようと必死だが,なかなか頭がそっちに向かず,編集の方に申し訳ない気持ち野間ま能率の悪い仕事を一日中続けている。
ふう,さすがに疲れたかな?
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