タカさんは普段は大工さん,でもビッグウエイバーで一昨年からジョーズに焦点を置き、去年は5回ジョーズにはいっている。サンデーサーファーでもやりたいと思う気持ちがつよければ何でもできると言うことを証明してくれている。
待ち合わせのプールまではなんと歩いていけるほどの距離。ノルディックウオーク代わりにそこまで歩いて泳いでまた歩いて帰れば体にすごくいいだろうな。
すでに何人かの人がのんびり泳いでいた。まずは泳いでみてもらう。その前に水泳帽をかぶってゴーグルするところからしてなんかなれてないから変な感じ。浮きを足に挟んだり、ビート板を使ったり、まさに水泳教室。
私もスタンドアップパドルだったら経験者の漕ぎ方をみればどこを治せばよくなるか、すぐわかる。それと同じでタカさんには私の泳ぎをみればどこを治せばいいか(ありすぎて大変そうだが)すぐわかったようだ。以前にも口頭ではいろいろ教えてもらっていて、それを意識しながら泳いでいたのだが、多分最初の泳ぎをみて、あっちゃー、全然いけてないって思ったんじゃないかな。それでももちろんばかにすることなく、ひとつひとつ治すべきところを教えてくれた。でも一つ考えると他のことを忘れ、考えすぎると動きがてんでバラバラになったりで大変だった。
スポーツに限らずどんなことでもやはりその道で自分選りすぐれた人にいろいろみてもらうことは手っ取り早い上達だし、何か一つでも上達するとそれが楽しいものになってくる。今まで水にはいることが気持ちいいとは思っていても泳ぐことが楽しいと思ったことはあまりなかった(もちろんサーフィンのためにも泳ぎや潜りが上手いにこしたことはなく、そこが私の大きなネックであると思ってはいたけれど)でもこのままもうちょっと頑張ればそれも楽しくなってくるかもしれないな、と誘ってくれたタカさんに感謝。
タカさんはだれもが認めるマゾヒスティックに近いストイックなトレーニング好き。だからちょっとビビっていたんだけれど、かなり気を使ってくれてはいたものの、やっぱり自分がこれくらいで終わりにしたい、と言わなかったら何時間でも練習させられてたかもしれないなあ、と思う。ま、そんなところがタカさんの面白いところであり,私は彼のそういうところが好きだ。
土日以外はきっちり朝から夕方まで仕事をし、家族を養い、子供のイベントなどにもちゃんとつき合いながらも限られた時間しかないからやれるときには体を追い込めるだけ追い込むような動かし方がしたいんだ、と言っていた。だから皆が楽しむスタンドアップのダウンウインドより皆が嫌がるくらいきついレイダウンパドルでのダウンウインドにこだわるのかな(ほんとうのところは夏のあいだ小波でサーフィンしないので冬のビッグウエイブのためにパドル練習がわりにそうしているらしいけれど)
必死の思い出泳いでぜいぜい息しているところに、『じゃあ、次はダッシュでやりましょうか』と言われたときには、えーこれ以上速くなんて無理!と思ったけど、やったことないこと、ビギナーに戻って何かを学ぶことって新鮮だし嬉しい。自分だけじゃなかなかプッシュできないのでこれからもつらいこと好きのタカさんにプッシュしてもらおうと思う。
さて一方島の西側ではマウイからモロカイへの海峡クロッシングレースが行われていた。パドルレースシーズンまっただ中、みんなモロカイに向けてのウオームアップにしたり、モロカイはきついのでこれを目標にしていたり、それぞれだが、このレースは本当にやりがいがあって楽しいものだと思う。この間も書いたけどモロカイに出る前にマリコを何本もやったり、このレースに出ることをお勧めする。
10時スタートでトップ集団は3時間くらいでフィニッシュ。優勝はコナーだったようだ。
60代のペギーキングはこのためにすごく頑張ってトレーニングしていた。タイムリミットの5時間までにフィニッシュすることが目標だった彼女だが、私の意見ではタイムリミットに間に合わなかったとしてもあれだけ毎日トレーニングを続けダブルでマリコランをやったりした努力の過程はすごいリスペクトに値する。
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