鎌倉で生まれ育った私だが、目と鼻の先の三浦半島には数えるほどしか行っていない。本当に久しぶりに荒崎海岸方面を訪れた。小学生のころ、化石の勉強でここに来たことがあるけれど磯がとても魅力的で地層も子供心をわくわくさせる基地みたいでいい思い出が残っている。ほんの1時間弱で行ける場所なのに、この辺りは鎌倉とは全く違う空気が流れている。のーんびり!
この場所の海の前にある家に住む直ちゃんに連れられて,お散歩していると、ほんとに昔ながらののどかな風景にたくさん出会えた。地層が面白かった荒崎海岸は訪れた人が怪我をしないようにするためか、遊歩道ができていたけれど、磯の水の色はほんとにきれいで冬のように寒い日では会ったけれど思わずなかのものをいろいろ覗き込んだり拾ったりしたくなる。途中途中に袋につめられた海藻が会ったので何かなと思ったら、ひじきらしい。帰り道ご夫婦でそれらしきものを似ているのを見かけた。邪魔したら悪いかなと思いつつ撮っても興味が会ったので近づいていくと、人懐っこい様子で話をしてくれた。
これでもかというほど日にかけられたドラム缶撮ってきたひじきが詰め込まれ、それを似たあと今度はコンクリートに干すのだそうだ。昔ながらの年季の入ったドラム缶のお鍋となかの良さそうな老夫婦の雰囲気が岬のスローな空気にぴったりマッチしていて、自分のなかに流れる空気までゆっくりになっていく。
その後アクセサリーデザイナーとして私がとっても尊敬するアキさんにいろんな話を聞かせてもらった。結局彼は貝のデザインに優れているのではなく、すべてにおいてセンスがいいからたまたま貝にふれたときも、貝にものすごい魔法をかけることができるんだと言うことがわかった。海が身近にあり、宝石商の息子として育ったという彼にとってアクセサリー作りはとても身近なことであり、海にある宝石が貝だったというわけ。でも貝やアクセサリーだけでなく、生活、周りのもの、人などすべてにおいて視点がとてもアーティスティック。だからこそ直ちゃんとアキさんはがやがやいろんな人が集まる湘南でなくこの場所にいるのだろうな。
こんな身近にこんなにのんびりできる場所があるなんてとても新鮮な発見だった。
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