2012-12-15

2月15日 選挙

ハワイから選挙の様子を気にしている。今回は少なくとも私も周りでは確実に政治への関心、そして選挙に一票を入れる意識が高まった。そのことがどれだけこの選挙に変化を与えるのか非常に興味が合ったし、これからの日本を思う上で、個人的にこう変わっていってほしいというビジョンもあった。今まで海外にいるから投票もあまりして来なかったけれど今回からちゃんと手続きをしてどこからでも一票を投じることができるように手配する方法もいろいろ調べ学ぶことができた。(のでわからない人は教えますので次のときのためにいつでも聞いてください)

さて結果から言うと日本時間のお昼頃にはすでにいろんなニュースで投票率の悪さが報道された.とても信じがたい.あれだけ関心が高まっているのに、そして投票しにいった日とはみんな口を揃え手、今までなかったほど込み合っていたと言っているのに。それでも最終的な結果を見るとほんとに投票率が前回より落ちている、なぜなんだろう?わからない、理解できない。

そして投票結果は自民党の圧勝。これもわからない、理解できない。まずはそれが感想.そして今後日本がどう変わっていくのだだろうととっても気持ちの悪いもやもやとしたいやな気持ちがわいて来た。福島は収束どころかまだ復興も始まってないような状態、これからどれだけ悪いなっていくのかもわからないような状態なのに、そんななかでそれを忘れたかのように全国の原発が再稼働、建設されていくのだろうか?東北のひさし者の人たちの復興がむげにされていくことにならないだろうか?がれきが全国各地にばらまかれたり、東北の海岸線がすべて15mの堤防で囲われるようような馬鹿げた計画がほんとに実践されたりしないだろうか?自衛隊でなく国防軍になり、徴兵制が敷かれたりしないだろうか?そして何より怖いのは憲法改正によって、私たちが言いたいことを言えなくなったり、自由な活動を規制され、それがどんどんエスカレートしていって第2次大戦の頃の日本のようにみんな、自分の言いたいことが怖くて何も言えず、一部の人たちによる独裁政治になったりしないだろうか? 今私たちが当たり前のようにもっている自由だけど、空気と一緒でなくなってみたらどんなに大切なものかわかる。選挙前の阿部サンの演説会場の様子を見たら、白地に赤でスローガンを書いた旗がなびき、声をがなり立て北朝鮮や中国の脅威を叫んでいて、右翼団体のイベントかと思うような雰囲気があり、気持ち悪くなった。
私のこういった心配がただの懸念であることを心から祈る。

でも私も大いに勉強不足だったことがよくわかった、自民党が圧勝と記事では書いてあるが、結果的に犠牲が多かっただけで、自民党を支持する人が圧倒的に多いわけではないのだとわかった(これはちょっと一安心)


夢見る夢子ちゃんと言われるかもしれない、でもどこかの誰かが良心で敵意に向かっていかなくては平和は始まらないと思う.長く苦しい道のりなのに、ダライラマはそれを実践し続けている、そういう人が増えれば増えるほど平和に近づいていくと思う、そしてそれが無理だと思っては行けないんだと思う、それが可能だと信じたいから私たちも自分だけのことを考えず一人一人が幸せになること、そして戦わずに助け合うことが幸せに繋がることを意識して毎日を過ごしたい。
一般市民の中でもどうにも何かせずにはいられない、このままではいられないと立候補した心ある方が何人もいた、大変な勇気と出費とエネルギーを費やしたそういう人たちが疲れきってしまわないように、やる気を失わないように私たちも同じ気持ちでいること、原発がなくなってほしいことを、日本中のすべての人ができる限り同じ想いでいられるような国であることを祈ってること、ちゃんと意思表示をしていきたいと思う。

震災後ずっと頑張り続けている人たちがいる、どんなに大変なことが想像もできない、そういう人たちが心身すり切れてしまったらもう終わってしまう.少しのことでもできることをシェアしあって、そういう人たちの頑張りをサポートしたり、応援したりすることで頑張ってる人たちの負担を減らすことはできるんじゃないかと思う。自分の無力さにいつもいやになってしまうけれど、でも忘れないことは大事だと思う.そしてつらい思いをしている人と知り合い、実際名前や顔があるとさらにそういう気持ちが強くなると思う.人間は知ってる人に対しては絶対的に慈愛が深くなるから.だから東北に行っていろんな人と知り合い、友達になるのもいい方法だと思う。友達の抱えてる問題だったら忘れないでいられるから。

ここ数日なんだか心に重い雲がかぶさってくる感じがあるけれど、でもやれることはいっぱいある、まずは自分の周りから。

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