2012-11-20

11月16日 Big surf and gnarly wind

今日は朝から波があがるということでそわそわ、すでに朝から風が吹いていたので、波乗りはちょっと無理そう、11時からのカイトにかけようとまずは朝仕事を終わらせる。思ったより時間がかかって11時きっかりくらいにレインズに言ってみるとすでにパーキングがいっぱい。
すでにカイトがいくつか海に出ていてほとんどがフキパの沖で乗っていた。風は見るからに悪そう。オフショア気味でガスティー。こういう風はたちが悪い。強くても弱くてもある程度同じ風が吹いていてくれれば何とかなるのだが大きなセットの波の間で風が急になくなり、カイトが落ちたりしたら大変なことになるし、波に乗っているときに急にブローがはいったり、ぴたっと風がなくなったりとほんとに自分のコントロール外のリスクが大きいのだ。波は大きいが、出たことがないほどのサイズではない、でも問題は風。好きなコンディションではないがチキンジャイブとお得意のスーパーコンサーバティブライディングでとりあえず出てみようと準備をしていたら、雨が降って来た。雨は更なるバッドニュース、というのは雨が降るとピタート風がなくなるから。だいたい普段から海にいても雨が降り始めたら(雨が降る前は一瞬風があがる)ビーチに戻ってくる方が安全なので、あー出てなくて良かったと胸を撫で下ろした。すでに何人かの人が流されたり、巻かれてカイトを破ったり、板をなくしたり、とかなり苦労していた。うまい人も出て苦労していたけど、今日はここ数日でレインズに来始めていた新しい顔ぶれが多く、そういう人たちは今日の風のハードさにあまり気づかずに出て行ったのかもしれない。

一番乗りで出てフキパで乗っていたクルーザーが顔半分血で真っ赤にして戻って来た。自分の板のフィンが頭にぶつかり、骨まで見えるほどの着ずだった、何しろボードの方もフィンボックスが壊れているほどだから、よっぽど強くぶつかったに違いない。彼は病院に行って傷を塗ってもらった。もう一人イケイケガールのラケル。彼女もビッグウエイブでも全く怖がらないチャージャーだけれど、ついこの間もセットの間でカイトを落とし、大巻かれしてカイトをリリース、そのカイトはリーフで修理不可能な状態になってしまった。今回も巻かれたときに腕を何かで強くうち、腕が折れたかもしれない、と上がって来た。ほんとに痛そうなのにまだ笑顔で周りの人と笑顔で話していた、ほんとにタフ!
それ以外にも次々と流された人たちが道具を抱えて歩いて戻ってくるし、今日みたいな日はほんとに何がおこるかわからない。無理に出るより安全を重視してカナハ に向かった方がいいと判断し、カナハへ。

こちらも風はいいとは言えない、吹いたりやんだり、沖の方だけ吹いているのでビーチから出て行くのも一苦労、それでも沖には十分なサイズの波があり、こちらならいくら巻かれてもレインズやホキパのように大けがをすることはそんなにない、ただここのところサメの出没が多いのでカイトを落として長距離泳ぐことになるとなんだか不気味なので気をつけないと。

カナハではよっぽどのことがない限りストラップで出ることにしているので、出たけど、いやはやほんとにビギナーの気分、なんにもできない。風と乗り馴れないボードに振り回され、一本もまともに波に乗れずに終わった。5.5mのカイトで出たけど7mの方が良かったみたい。風がぴたっと落ちたので急いでビーチに戻ったけどそのあと今度はぶんぶん吹き始めていた。ちょっとなおりかけていた肩がバーを振り回していたせいかまた痛みだした。

ビッグウエイブでドキドキしながらも何本か満足できる波に乗れることを期待していたのに、結局空回りの一日、でも怪我をしないですんだだけ良かったのかな。

夜はキヘイでおよばれ、おいしいバーベキューとジャグジ、そしてリラックスムードの中で楽しい会話で和めた夜。ありがとう。

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