2012-09-19

9月19日 シーサーのMemorable Wave




朝、寝ぼけながら窓の外を見てみたら、日が昇る前に東の空が一面真っ赤に染まっていて、一気に目が覚める。
素晴らしい朝焼けは秒単位で色を変えていく。こんな素晴らしい朝焼けでスタートする日がいい日にならないわけが無い!

4時起きでこっちに向かっているパトさんと合流するために急いでテントを撤収して道路に出るとちょうどいいタイミングでパトさんがやってきた。そのまま彼のホームスポットへ。

波のクオリティーは極上、その上乗ってるのは見渡す限り私たち3人のみ。
カズマのカスタムボードで調子よくリッピング(rider pato)
普段はこれだけ波があればたくさん写真が撮れるんだけど自分も載りたいだけ波に乗れるし、さあと漏斗思うとすぐ後ろの波にみんな乗ってきたりでなかなかシャッターチャンスが無い。それでも何枚か撮ることができた。
シーサーもかなりきれいな波をロングライド、アウトに帰ってきた時『あんなに長く乗れたことある?」と聞いたら、うっとりした瞳で『あんな波乗れたのは産まれて初めて』と感動していた。そうだろうな、だって最後まで乗ると人がピークにいる人が点にしか見えない。
シーサーにしてはかなりチャレンジングなサイズも入ってきていたと思うけれど、落ち着いて対処してアドバイスをするとすぐしっかりその通りにしてそれを自分のものにしてしまうので一日でぐんぐん上達していくのがわかルホド、みているこっちもほんとに嬉しくなる。
テイクオフがもうちょっとというところで乗れないときもあり、躊躇しないこと、そしてもうちょっとというときに一歩前に足を出したり、体の重心を前に出すことで、ぐっと板がおりていくよといったら後半はかなりテイクオフが決まるようになってきた。彼女はレギュラーの波で乗ることが多いらしく、グーフィーなのにライトの波が得意でバックサイドが上手。私はバックサイドが苦手で大きな課題なのでうらやましい。とにもかくにもかなり思い出に残る波乗りができたようだ。

9割がた一人で乗っているというパトさん、今日はノーテンキな2人組が参加してにぎやかだったはず。
オンショアが入り始め、パトさんはお仕事、私たちはほかのポイントリサーチへ。まあ、いくらでも波はあり、乗ろうと思えばいろんなところがあるし、人はいない、その上北海道なのにまだずいぶん暖かく、フルスーツではゆでだこ状態。途中雨も降ってきて、温泉で気分よくなって出てきたところが、風がやんでいた。私もシーサーも満足度が高かったので夕方は乗らずじまいだったけれどかなり楽しそうだった、(今思うと乗っておけば良かった!)
夜はパトさんの差し入れで海鮮づくしの炭火焼。ホタテの貝柱一キロも持ち込んでくれ、主食のお米代わりにホタテを口にぽんぽん入れていくという贅沢さ。途中から雨がどんどん強くなり、びちゃびちゃになりながらも食べ、飲み、かなり楽しい晩餐だった。雨の中かなり湿っぽい服と寝袋に潜り込み、明日のグッドウエイブを夢見ながら(多分シーサーは今日乗った人生最高の波を反芻しながら)就寝。



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