朝方ベッドの上でコーヒーを飲みながら仕事をしていると電話が鳴った。オータムの番号だった。今朝もサーフィン行きたいという電話かなと思ったら、なんと昨日の夜からもうお腹が痛くなってるのだという。予定日まではまた1週間、早く出てきてくれというオータムの願いを聞いてくれたのかな?
とはいえ、破水もしていないというし、私は半信半疑、でもゆうじ君一人だと心細いだろうからと、すぐ準備をして頼まれたものを買い物してからオータムたちの家へ。いってっみると思ったより自体は緊迫していてオータムは痛みに身もだえしていた。波のように来ては弾くらしく、一瞬苦しみが治まると、またやってきて、身もだえ、オータムはタフな女の子であることは私はここ一年彼女と付き合ってきてヨーク知っている、その彼女がもうだめだ、というかのように苦しんでいるのを見るのはほんとにつらい、その飢え私もゆうじ君も手を握ったり、 腰をさすることくらいしか出来ない。助産婦さんもお昼前には来てくれた。彼女が着てくれたことでずいぶん精神的には安心できた。が、痛みは治まらない。
お使いをしていったん家に戻って何か皆で食べれるものを作ろうと思っていたら、また電話が鳴り、急遽病院にいくことになったとのこと。どうにも痛みが我慢できず、オータムが病院に行く決心をしたらしい。急いで戻り、一緒に車に乗って病院へ。病院に着いたはい行けどオータムは痛みで頭が朦朧としているし、私たちも何がなんだか良くわからない、車椅子を持ってきてくれた人がいたけど私が動かそうとしたら動かし方はわからず動かない、あたおたしているうちに周りの見知らぬ人たちがくるまいすのなかでいたみにもだえているところにきて、「おめでとう、良かったね」とかもうすぐ終わるから大丈夫だよ、とか励ましたり祝福してくれたりしによってくる。
わけわからないうちに病室に入り、そこからがまた長かった。とりあえず痛み止めをうち、下半身をある程度麻痺させると痛みが落ち着いたようでふつうにはなしができるようになった。陣痛は先ほどと同じように着ているとモニターには出ているのに、ぜんぜん痛くないようで普通に話している、ほんとに薬ってすごいというかその効果は恐ろしいくらいだ。そして昔の人はこの痛み止めがないなか子供を生んでいたのだと思うとそれがすごい。
赤ちゃんを産んだ女性はみんなもう死ぬかと本気で思ったというし、オータムもそう思ったりしたみたい、でもそんなな糧を握ってもらえるだけで気持ちが少しは落ち着くらしい。お産のことを英語でレイバーLaborと言うけど僕はスレイバーSlaver(奴隷と韻を踏んでいる)とジョーダンで言ってたけど、ゆうじ君のかいがいしいサポートも感動した。二人が力を合わせて大切な命を産み落とす、その過程をマジかで見ることが出来、そのすばらしい時間を共有させてくれたことに心から感謝。
結局あっという間に一日が終わり、気がついたら夜9時半ごろ。オータムはある程度落ち着き、1時間でも眠れれば体力が取り戻せるだろうからと休んでいた。すぐには生まれそうじゃないということで、私はいったん家に帰り、電話をもらうことになった。
それにしても以前のようにハイクの山奥にすんでたらこういうわけには行かない、今いる家はなんとオータムの家から10分以内、病院からは5分もかからない(走ってでも行ける距離!)なのだから、ほんとうによかった。
さあ、明日こそいよいよ本番かな?
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