今日の梵蔵では、草津でこれでっもかというほど取ってきた山菜をいろんな形でメニューに出した。
たらの芽、腰アブラ、うど、ぜんまい、蕨、そしてカーペットのように小川を覆っていたクレソンなどがとってもおいしそうに形を替えてお皿に乗っているのを見ると本当にうれしくなる。お客様も普段食べられないものなのでほとんどの方が注文してくださるし、こっちも心からお勧めするので、ホトンと9割がたのお客様が山菜の天婦羅を注文していた。
天婦羅以外にもこしあぶらのおひたし、蕨の胡麻和え、うどのきんぴら、などほんとにどれもすばらしかった、自然の恵みに感謝、そしていろんなことを教えてくださった中沢さんにも感謝。
こうやって自然の中に入り込んで季節のものをとり、それをいただけることの幸せを実感する。もっともっとそういう感覚を味わいたいし、増やしたい。個人的に一番おいしいと思ったのはうどのきんぴらだけれど、こしあぶらのおひたしもかなり贅沢。そして王道のたらの芽のてんぷらもはずせない。
お客様の中に福島から観光でいらしていた方がいて『いつもはこの時期山菜たくさん食べるんですけど今年は一切食べていなかったのですごくうれしいわ』といって喜んでくださった人がいた。ほんとにそうだよなあ、被災地付近の人たちは山菜、筍、毎年楽しんでいたものすら楽しめないのだ。
実家や友達、そして鎌倉のほかの料理店にもおすそ分けでき、みんな大喜び、おすそ分けってほんとに楽しい!
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