2012-05-16

5月16日 波アップ そして草津へ

昨日の夜から草津に行くはずが先方の都合が悪くなり今日出発となった、が、それはこちらにしても好都合だった。というのは波が上がってきたから。
昨日は夜早めに寝て、5時前から車に板を載せて七里ガ浜へ。いつもは鎌倉から出てせいぜい行っても湾の沖のポイントまでだが、今日はサイズがあまりないので七里ガ浜まで足を伸ばしてみた。さすがに波は鎌倉より大きく、楽しそう。あとは混まないうちに、そしてサーファーの人たちに迷惑をかけないように気をつけるだけ。
いいポイントはサーファーが多いので行かない、2人しか入っていなかった駐車場のまん前の波はロングライドはできないけど、人がいないので顰蹙を浴びることはないだろうと判断してパドルアウト。
たまに来るセットの波はオーバーヘッドくらいあって風はまったくなし。好きな波を取れるし、近くにいたサーファーの人たちも控えめに乗っていたからか、嫌な顔するどころかいい波に乗ると声までかけてくれるほどフレンドリー。ありがたかった。
7時過ぎるころ、スタンドアップでたっているのがやっとなくらいの外人さんがアウトになかなか出られず苦労していた。あれではでてこれてもサーファーの人に迷惑をかけるのではないかとちょっと心配だった。結局ずいぶんたってからアウトに出てこれたけれど、さすがに自分でもこれはやばいと思ったのか、サーファーのいるほうには近づかず、ダンパー気味の波に乗ろうとしては乗れず、を繰り返していた。
私も下手な時期が長かったので良くわかる、でも下手なときはまずはちゃんと立って漕げるようにしてから波の中にはいることをお勧めする。漕げるようになったほうが波も取れるし、スピードも出るからアウトにもでやすくなる。それに発ちにくいから座って漕ぐ癖はあまりつけないほうがいいような気がする。
立って漕げずに座りながら漕いで波に乗ってから達人もけっこういるけど、あれはちょっとズル。ちゃんと立って漕いで波に乗れるように練習してからラインナップにくるべきだと思う。最初のうちはなかなか波に乗らせてもらえないかもしれないが、それは当然のこと、普通のサーフィンだってそういう状況をみんな潜り抜けてピークに少しずつ近いところで波町が出来るようになるのだからスタンドアップもちゃんとルールは守り、謙虚な姿勢は忘れないようにしないと、それでなくても後から来たものなのだから嫌な顔されるのは当然だ。

これからそういう場面がもっともっと増えるだろうから、注意するのは嫌だけど、お互い注意しあってスタンドアップパドラーのマナーや常識をしっかり確認しあっていきたいと思う。 そうしないと禁止なんてことになりかねない。そうなってからではおそいのだから。

7時過ぎるとサーファーも増えてきたので、私たちもさっさと岸に上がり、邪魔にならないうちに終了。それでも十分2時間乗りまくったので大満足。

ゆっくり朝ご飯を食べて、いざ草津へ出発。
梵蔵の一平君の山の師匠に会いにいくのだ。
都内も思いのほかすいていて、4時間くらいで着いてしまった。伊豆と大して変わらないじゃん!

(中沢さんがなんとチェーンソーで作ったという鷲がお出迎え)
中沢さんはマタギであり、ログキャビンのビルダーでもある。熊と戦ったこともあり、今回は彼に山の中に連れて行ってもらい、山菜取りをさせてもらうことになっているのだ。

まずは採るより食べるほうから。夕食時にお邪魔してそのまま、ものすごい量の山菜の天婦羅と中沢さんが一平君のために事前にサクラの木でスモークしておいた牛肉が大皿に山盛りになって出てきた。そのほかにもいろんなおかずがどっさり。鎌倉から食べてもらおうと持ってきた十割蕎麦もあったので、ものすごい量。
 (中沢さんの手作りロッキングチェアー、すごく気に入ってしまった!)
中沢さんのお宅には小さな旅館のお風呂よりも大きなくらいのヒノキのお風呂の温泉がある。リューマチをわずらっってしまった奥様のためにいつでも治療が出来るようにと温泉付きの家を建てたのだそうだ。浅めのお風呂に寝転がるようにしてあったまりのんびり。あー幸せ。

 一平君が持ってきたお蕎麦を本当にうれしそうに食べている中沢さんを見て、来てよかったとしみじみ思い、明日の山菜取りにわくわくしながら寝床についた。

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