2012-05-12

5月12日 かよちゃんの風


4時半に家を出発、一緒に行くはずだった里ちゃんは息子の淳平が熱を出してしまったため、残念ながら行くのを断念。
久しぶりの御前崎までの道だったけれど、かなりスムーズに行くことができ、8時にはもおちゃん宅へ到着。しばらくの間そこでスモモと一緒に過ごす。スモモは私が来ることを楽しみにしてくれていたのに、おたふくになってしまい、他の子供に移してはいけないと今日のイベントに一緒に行かれなくなってし舞ったのだ、一緒に行きたいだろうにけなげに我慢して見送りをしてくれるスモモはほんとにいい子だなあ。どこに行っても子供はかわいいけれど、その中でもスモモとはほんとに心が通じ合っている気がするし、大人と子供の付き合い以上の友情が出来ている気がする。これはきっと、とうととかあかが喧嘩するのを嫌だと思う気持ちを共有していて、そのことについていろいろ話し合ってるからじゃないのかな?
(サクラキャンプの古株でもあり、思いで深いバハにぼろぼろのキャンパーで旅をしたふーみんともおちゃんも、もう二児の母親)

今日の御前崎はサクラキャンプの仲間が大勢集まって、昔からのサクラキャンプ仲間かよちゃんをしのぶ、というかかよちゃんを出しにして集まり、かよちゃんにも一緒になって皆でわいわいする喜びをかみ締めてもらいたいということでのこと。かよちゃんのご主人のショーグン、息子のまひろも来てくれた。
風は吹かない予報だったのに、御前崎に着くとなんだか西からそよそよ。みんなはそわそわ。
とりあえずまずは乗れそうなのでお昼まで乗って、それから一緒にお弁当を食べようということになった。
12時過ぎると海からすがすがしい顔をした人が一人また一人と上がってきて、皆で環になってお弁当を広げた。ショーグンは小さな台を持ってきてかよちゃんのウエットスーツと写真をおいた。
久しぶりに顔を合わせた面々は大阪、京都、岐阜、名古屋、三重、千葉、湘南、和歌山と本当にいろんなところから集まってくれた人たち。それぞれの近況を話したり、かよちゃんの思い出話を話したりしているうちに時間がどんどん過ぎていった。ショーグンはみんなの話をちょっとだけうつむき加減になりながら聞いていたけど、まだやっぱりつらいことも多いんだろうな。この予想外の風がかよちゃんが吹かせたに違いない、そうに決まっているとみんな完全にそのことを信じきっていたし、ショーグンもたぶん、かよちゃんが私たちと一緒にいてけたけた笑いながら馬鹿なジョーダンを言ってる様子を思い浮かべていたに違いない。
生きることの価値はどれだけ長く生きるかではなく、いかに生きるかだと思う。かよちゃんはいつも明るく、皆を楽しませ、そして自分も一生懸命生きた。そしてすばらしい息子のまひろ君を生み、ショーグンにこれ以上はない宝物を残してくれた。
きっともっともっとウインドもしたかっただろうし、麻痺呂君が成長して幾野を見て痛かっただろうかよちゃん、最後の最後まであきらめずに直ることを信じて頑張っていたというかよちゃん、私達はそんなかよちゃんの分までウインドを楽しみ、かよちゃんのように一生懸命、そして前向きに生きなきゃいけない、そのためにかよちゃんが見本を示してくれたのだから。
 最後に恒例のお楽しみプレゼント交換をし、かよちゃんに贈る花を海に流した。風はさらにどんどん吹き上がり、『これはオーバーで乗るのが好きなかよちゃんの仕業だよー』と皆が笑っていた。
スモモは補助輪なしで自転車に乗れるようになったのがとってもご自慢、一緒に家の周りをクルージング、会うたびにどんどん成長していくのは楽しいけどそのうち私なんて相手にしてくれなくなっちゃうんだろうな。さびしいな。
(へんな顔ごっこ)


一人でいい子にお留守番していたスモモと夕方しばらく遊んでから鎌倉に帰宅。日帰りの御前崎なんてほんとに久しぶり。
でも御前崎で大好きな仲間たちにあえて本当に良かった、たくさんの元気をもらって帰ってくることができた。

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