今日の生徒さんはお花を教えながら、鎌倉FMのDJもなさっている高瀬美紀さん。
普段そんなに運動はなさらないそうだけれど、勇気を出してレッスンを申し込んでくれたということでとってもうれしかった。
海に普段から慣れ親しんでいる人ならもうすでに海のすばらしさは良くわかっているけれど、海はすきでもなかなか行く機会がなかったり、沖に出たりするチャンスがない人、そういう人にこそ、このスタンドアップパドルのすばらしさを経験したいと思っているから。
スタンドアップパドルのよさのひとつには見える世界が変ること。沖から見た海はいつも歩いてるビーチでもぜんぜん違ったものに見えるし、とってもきれい。そしてサーフィンやカヤックのように海面に近いところから見る海と違い、立っていると海のそこが良く見えるし、遠くも見える。波に乗る道具としてだけでなく、違う世界へ導いてくれる窓口として偏見を持たずにぜひいろんな人に試してほしいと心から願っている。
見たところスピードもないし、 よちよち海の上を歩いているみたいで退屈そうだけれどやってみるとけっこう大変、いろんな筋肉がプルプルするし、バランスとるのも難しい、そのうえ大人になってからこんな無様なひっくり返り方はしない、というほどすごいこけ方を何度もさせられる。でもそういうのって自分が謙虚になってたまには必要なんじゃないかって私は思っている。
というわけで高瀬さんとまずは陸トレ、海に出て体と板の上でバランスとることに精一杯でパドルの仕方のアドバイスなど耳に入ってこない、だからまずは陸でパドルの基本を教えて、先に正しい漕ぎ方を体に覚えてもらっておく、そうすればへんな癖がつかずに漕げるから。真剣な目をしながら漕ぐポーズの練習をする高瀬さん。ウエットを着ていざ海へ。
実は今日は思いのほか北風が強かった、朝強そうだったので迷ったのだが暖かくなってくれば落ちるだろうと、少し時間を遅くしてスタートしたのだが、それでもまだちょっとある。危険なほどではないのだか始めてやる人にはちょっと大変、すぐ流されてしまうし、海面が荒れている。そんなことでかなりバランスをとるだけでも難しいなか、高瀬さんは何度も海に落ちながらも必死の思いで(そしてたぶんあわてないあわてない、と自分に言い聞かせながら)ボードに這い上がり、チャレンジしてくれた。いったん立って漕ぎ始めれば陸トレの成果で漕ぎ方がしっかりしているのですいすい進むのだけれど、立つまでに一苦労、風でぐらぐらするボードの上でほんとに奮闘してくれた。ちょうど2時間くらいたったころにはかなり疲労していたと思う、風でかなりワンの端っこに流されたのでそこから板を引っ張りながら岸辺を歩いてもといたところまで戻ってきて終了。
やりやすいコンディションとはいえなかったかもしれないが、その中で本当に一生懸命やったということ、そして一回スーッと気持ちよく漕いでいけたことは大きな達成感につながったのではないかな?
教えている間に私もいろんなことを学ぶことができた、立ち上がるのに戸惑っているとき、簡単に立てるコツとか、目線を変えるだけで立ち上がりやすくなったり(ヨガの応用)
終わった後も野草の話などで盛り上がり、本当に楽しかった。いろんな分野の人とお話しすると自分がまったく知らないことをいろいろ教えてくれたり、世界を広げてくれたりする。今度は高瀬さんの裏山を散歩させてもらって野の草花についておしえていただきたいなあ。
23日の月曜日の早朝は高瀬さんのラジオ番組にも出ることになりました。鎌倉FM82.8の朝7-8時までのおはよう鎌倉という番組です。早起きの方は聴いてみて下さい。
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