久しぶりに日本で過ごすお正月、一番のお楽しみはなんと言っても駅伝。昔は家族みんなでこれを見ながら声を上げて応援したり、感動して泣いたりしていた。
久々に見ても同じように楽しめるかなあ、なんて思ってたけど始まったとたんにもうテレビの画面に自分が入り込んだかのような感情移入。
走ってる選手にがんばれとかお疲れとか声をかけたり、手を握って祈ったり、最後箱根近くになるともう大変だった。
走ってるだけの一見面白くなさそうな駅伝なのに、なぜこれだけの人をひきつけるのだろうか?
きっとこの晴れ舞台までの一年間、あるいは何年も必死でトレーニングを繰り返し、挫折を繰り返してきた努力の裏舞台が見え隠れするからなのだろう、そして、せっかくの舞台で思わぬブレーキがかかる人、あるいは予想以上のがんばりを見せる人、プレッシャーに負けずに期待通りのランをする人などいろいろだけれど、どれも本当に美しいし、感動を呼ぶ。
最近の男性は草食人間とか近頃の若者は野心がないとかいろいろ聞くけど、駅伝を見る限り、みんなものすごい努力を続け、気持ちだけで可能な力以上の力を出したり、チームとしてひとつになってがんばって、彼らを見ていると自分が以下に最近そんなふうに何も考えずに全身全霊で何かをやっていないかに恥ずかしくなってしまう。
びりを走っている人もトップを走っている人もそして抜かす人も抜かされる人もそれぞれかっこいい。
この駅伝で失敗したとしてもその経験はその人の一生の宝となり、大きな学びを与えてくれるだろうなあ。
駅伝を見た後はあまりに刺激を受けて、自分も何かがんばらなくては、こんなお正月にテレビを見ているだけではいかん!とハッパをかけられた気分だった。
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