昨日の夕方、メンズが下見に行っていた場所の解体作業。しっかりした屋根が二つ転がっているのを解体していく。さすがたくましい男性数人いると仕事が速い早い、こんな大きなものを、と途方にくれてみていた屋根たちがどんどんばらばらになっていく。彼らは普段から家のリフォームや小屋を建てたり、木を切ったりしているのでほんとに動きが早い。オータムも言っていたがボランティアでせっかく来てくれても大勢のなれていない人がいるのでは邪魔になるばかり、気持ちがあっても釜ひとつ使えなかったりマニュアルがないと何もできないとか言うのでは反対に普段やってる彼女たちの負担になってしまう上に食事や交通などのことまで目をかけてあげなくてはならない場合もあり、余計大変らしい。
それでもできることは誰にでもある、ただ、いくつかのボランティアセンターはあまり人を選ばず誰でも同じところに同じ日に送り込むことで満足している気がする。そうではなく綿密にその人の得意分野を調べ、有効に人をつかうことができればもっといいんだろうけど、まあ、ボランティアセンターとかNPOの人たちも一杯一杯なのだろう。だからこそアウトドアになれている人、体力があって大工仕事などやれる人は本当に価値があるしありがたい。人数が多くなると受け入れ側の負担も多くなるので最高でも5人までといわれていたので、これだけの人数を連れてくるのにとても気が引けたが、それでも彼らをつれてこれたことで仕事がはかどったので本当に良かった。
今後のボランティア側のやるべきことが自分の得意分野、そしてやれることなどを明記し、その分野では率先して動く気持ち、誰かに何かいわれる前に自分で考えて動けるくらいの判断力をもって行動すること、じゃないかな。とにかく現地にいるスタッフは本当に大変で彼らの負担は少しでも減らしてあげたいと心から思った。東北の人たち、美しい自然への愛情が日に日に深まっていく自分を感じている。
友人チャーサンは大好きな東北の海への思いをこめてスライドショーを作った。そういえば、彼とも一緒に仙台行ったし、パタゴニア仙台ストアでジョイントでスピーカーシリーズのスライドショーしたんだった!
今日は仙台から真由美さん、菅ちゃんも来てくれ、女性チームも細腕で頑張る。でも本当に男性軍の働きはあっぱれ、みんなものすごい力でいろんなものを次々とかたづけていく。
午後は富士氏の消防士ター君と伊豆で貸し別荘ヴィラ白浜を営む相馬さんは棚作りチームとなり、瓦礫の中から適当な木材を探し出してしっかりしたすばらしい棚を二つも作って避難所の整理棚に仕上げてしまった。(たー君、相馬さんとそれを興味深く見ていた避難所の岬君、将来は大工さんかな?)
(右のせいりゅう君の本業は林業、チェーンソーはお手の物、豪快な笑い声は周りをぱっと明るくする)
夜中とおして運転してきて、そのままずっと仕事、そして帰りも夕方からずっと夜運転して帰る彼ら、本当に大変だったが、本吉では英雄だ。
ジョーダンでなくバリバリ仕事をこなし、片付けていってくれる彼らは普段の10倍はかっこよく見えた。
「絶対来てよかったと思うから一緒に行こう」と無理やり頼み込み、断られたのに何度も電話してまでして来てもらった人もいるのだが、私が最初に約束したとおり、大変だったけど来てよかった、そう思ってくれていると思う。
それくらいすばらしい出会いと美しい景色がすばらしかったし、サーフトリップ気分で来れたと思うから。それにサーフトリップではこれだけ地元の方との交流はなかっただろう。
本の小さなセクションだけどそれでも少しきれいになって、ちょっとだけ来る前より前進した。
One step at a time. 忙しいなか来てくれた仲間に心から感謝。そして大勢でがやがやどやどやと押しかけた私たちを何も言わずに受け入れてくれ気持ちのいい場所にテントを張らせてくれた金野さんにも感謝。
労働の後、外でみんなで食べるご飯は何でもおいしい(けどお昼の冷やし中華は人数多すぎ、ゆでる水が少なすぎで大失敗でした)昨日はシラス丼、今晩は手巻き寿司、私がいるあいだだけでもみんなに新鮮でおいしい野菜や魚、レトルト以外のものを食べてもらいたいと思っていろいろ持ってきた。これも支援者の支援、のつもり!?
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