(photo by masahiro handa)
石巻市十三浜地区で開催された第一回浜人祭。鎌倉から大勢の熱い面々がやってきて地元の方々と一緒に交流し、こんなにおいしいもの屋台で出しちゃうのって言うくらいのすばらしい食事の数々、そしてお金出しても普段見れないような音楽やダンス、パフォーマンスの数々。その上完全なFree festival!鎌倉とどけ隊の「一人の1000歩より1000人の一歩」そして「支援」じゃなくて「交流」と言うスタイルが前面に出たパワフルでハートフルなすばらしいイベントでした。
その場にいられた幸運に感謝。子供たちのたくさんの笑顔に、今私たちが変えていかなくてはならない、当たり前に思っている生活のこと考えさせられました。
群馬からわざわざ来てくれた雅君とは前回の東北、牡鹿半島で知り合って以来情報交換をしながらうごいている。もともとサンディエゴで生活していた彼はここでも偶然友人に再会したりもしていて、やっぱり世界は狭い。
炊き出しというカテゴリーでは収まりきらないものすごい種類と質の屋台があり、子供を中心としたワークショップやゲームがたくさん、でもそれを大人一緒にナって楽しんでいた。一番人気はこのビーズワークショップ、子供たちはもちろんお母さんたちまで腕輪とか携帯につけるアクセサリーを一生懸命作っていて、朝から夜遅くまで人で一杯、最後は材料の日もがなくなってしまったのに子供たちは切れ端を捜してはそれで作れるものを一生懸命作っていた。
他にも鎌倉彫体験ブース、スラックライン、ガラス工芸ブース、お絵かき、ボクシングペイント体験など私もやってみたいものばかり。
ヘアカット、マッサージ、似顔絵などのサービスブースも充実。途中歩いていたらマッサージブースで気絶状態で横になっていたロブとオータムを見かけた。
パフォーマンスもカポエラ、落語、大道芸人、手品、三味線、日本の伝統的踊りの舞踊団(これも迫力だった)地元のミュージシャンから鎌倉のミュージシャン、そして有名なケイソンやKAZZさんまで来て、夜遅くまでノンストップ。
(右からKAZZ,ケイソン、真司さん)カボエラを見て刺激を受けた本吉ボランティアチームのロブと三浦さん、カポエラもどき開始!子供たちが太鼓のリズムに敏感ですごくナチュラルに楽しんでいるのをあちこちで見かけた。こうやって音楽に触れていくのはすばらしいなあ。
とにかく同じ場所に朝から夜遅くまでいたのにまったく飽きることがなかった。
食事のほうも狙っていた鎌倉の梵蔵のお蕎麦をはじめ、小町にあるトルコレストランのおじさんがやってたBBQ、ラーメン、鳥飯、などを筆頭にありとあらゆるものがあり、一日中食べっぱなしの飲みっぱなし。(お蕎麦打ってる最中の梵蔵ブース)
念願の梵蔵おそばは何度見に行っても売り切れか作っている最中か行列か、でなかなかたどり着かなかったが、最後に友人が持ってきてくれて食べることができた。おいしーい、待ったかいがあった。
飲み物は居酒屋ふうちゃんが大忙し。ふうちゃんはこの地域唯一の飲み屋さんで津波ですべて流された。でもやはりみんなが集まる場所というのは大切だからここをまず復活させようと鎌倉とどけ隊も応援している。私も九州のウインドサーファーたちがネックレスを売って集めたお金の一部を託され、九州産の焼酎18本くらいをここに寄付。居酒屋ふうちゃんがここで限定開店となった。
私たちはたくさんの子供用の商品があったのでフラフープコンテストのブースをやることにした。そして一番長くできた優勝者には鎌倉のマウンテンバイクやさ ん、GROVEが寄付してくれた新品同様のMTB!コレには結構みんな気合が入って。中には朝からずっと練習して何度もチャレンジしていた男の子もいた。 最初は5秒くらいしかできなかったのに、最後には1分以上続けてできるようになっててその頑張りがうれしかったな。でも結局は普段からやってる女のこの方が上手。
最終的に決勝戦はジャンベの太鼓のリズムに囲まれながらどちらか長く続いたほうが優勝という形を取ったけれど優勝した未来ちゃんは5分たってもまったく疲れを見せず、おなかがすくまで続けていられそうな余裕。でもいろんな人がトライしてくれてとっても嬉しかった。特にこの小さな女の子、一人でやってきて一人で当たり前のようにフープをつかんでみんながやってるのを見よう見まねでやろうとして、本当にかわいかった。オータムはものすごい激しい動きで笑わせてくれた。パンクロックのヘッドバンギング見たいなフラフープだった。(けど私も人のことをいえない、一秒も続かないから)
おじいちゃんもこのとおり頑張ってる。有機農家の石森さんもはまって最後までやってた。
ケイソンたちが演奏を終えるころオータムや本吉チームは地元に戻ることになった。私は明日までここにいtェヒッチハイクで誰かに鎌倉まで乗せて言ってもらおうともくろんでいたのでみんなとはここでお別れ、短いいあいだだけど心のとっても深いところでつながっている彼らとのお別れはとってもつらかった。みんなはこれからもずっと復興に向けて大変な道を進んでいくというのに私だけ途中抜け、みたいな気分でもあり、なんか申し訳ないような無責任なような気持ちになる。私にはそうやって逃げ場があるけど地元の人たちにはほっと息をつく逃げ場もなく常に瓦礫が目に付くところで生活しているのだ。
オータム、金野さん祐二君そして他の本吉のみんなは私に本吉を他人事と感じさせないくらい親しい友人になってしまった。
本当にいろいろすばらしい経験をシェアさせてもらった。彼らの元気とエネルギーと志のおかげでボランティア活動にも悲壮感なんて一切なく、常に笑いにあふれ、時には真剣に話し合い、まじめに地球や私たちの未来について考える機会をたくさんもらえた。この出会いは偶然ではなく起こるべくして起こったものだと確信している。オータムとハグしたら彼女の体も震えていて私と同じ気持ちでいることが良くわかった、ありがとうオータム。
こうして夜は更けていき、最後は焚き火を囲んで数人が歌を歌っている中座ってそれを聞きながら、同じ気持ちを共有し、同じ目的に向かっている新しい仲間との出会いとふれあいに感謝しながらだんだんフェードアウトしていく自分の頭がフィニッシュしてしまう前に誰かのテントにもぐりこませてもらって終了。
What a day! 震災から3ヶ月の区切り、でも前に進んでること、きっとこの災害からいいこともたくさん生まれてくるって感じられた一日だった。
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