波はサイズダウン、風はトレードが吹き、気温も高くなってきた。グラッシーでちょっと怖いパワフルなノーススエルはもうそろそろおしまいで、みんな夏モードに切り替わり始めた。
カイトビーチは大勢のカイトが出ていてビーチの砂が横に飛んでいる。
私はマリコベイで落としてもらい、ダウインウインド。去年の終わりには結構、グライドができるようになっていた気分だったのに、一年サボっていたらすっかり忘れてしまったみたいで転びまくるわ、グライドはしないわ、肩や腰は痛くなるわ、散々だが、これも地道に続けていればよくなっていくのだと信じるしかない。今年はいろいろ忙しくてあまり練習ができないかもしれないけれど、まずは腰を痛めないようにあまり無理をせずに夏十ぎっくり腰をやらずに終えることを目標に頑張ろうと思う。
5月にはいるとパドルレースシーズンも本格的になってくる。14,15日の週末はオアフでスタンドアップ最大のレースBOPが行われ、マウイではオルカイのマリコレース、そして月末にはモロカイホロカイというマウイからモロカイのクロッシンググレースがある。これはモロカイチャネルほど遠くはないしとっても楽しいらしいので出たかったが残念ながら日本にいくので出られない。パドルレースの常勝者たちは毎日練習に励んでいるようでF16を積んだ車をよく見かける。それにしてもスタンドアップのレースボードの進化もすごい。2年前はレースボードなんて誰も持っていなかった。10ftのウエイブボードとかでみんなレースに出ていてそれが普通だった。去年はレースボードで出る人が半分以上、ナッシュの14ftグライドとかが人気でまじめにレースに出てる人はほとんどF16、もしくはF16を出しているSIC のボードに乗っていた。今年はなんだか一般の人でもF16に乗っている。(なにしろわたしでさえも3年位前のモデルだがF16を中古で買ったくらいだから)新しいスポーツだけあって、どんどん変わっていくのだ。
(19才のアルビー・レイヤー、マウイで最も注目されているアンダーグラウンドサーファーの一人)
ところで今年もテイラースティールはINNERSECTIONというみんなが参加する形でのビデオを作っている。去年もその1セグメントに選ばれ、最終的に一番人気を取って1000万近くの賞金をもらったのがマウイの無名のローカルボーイ、マット・マオラとそれを撮影したエリオットだったが、今年もすでにエリオットが撮影、編集したアルビー・レイヤーのセグメントが人気投票で一意になっている。これはインターネットを通して一般のサーファーが投票をしたりして決まるのだが、ぜひチェックし、アルビーに一票を投じてほしいと思う。(これはトウインのショットだけれど今年はジョーズのパドルイン、ほかのアウターリーフでのかなりヘビーなパドルインでも真っ先にドロップしていたアルビー、19歳でこれ、この先どうなるのだろうか)
マウイのアンダーグラウンドサーファーたちがどんどん世界にその実力を見せてつけてくれるのは私もとってもうれしいけど、アルビーのことはお母さんがビッグウエイブ好きのウインドサーファーだったので生まれたときのことさえ覚えている、そして彼のサーファー仲間もみんな私のウインドサーフィン仲間だった人の息子とかが多いのだ。自分が年をとったことを感じてちょっとさびしい気もする。
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