(ホノルアベイ。3月31日)
もう明日から4月なのに、今日また大きなスウエルが入ってきた。ジョーズも小さいながらもブレイクしたようで、前回シェインドリアンやイアンウオルシュたちがパドルで、そしてカイレニーがスタンドアップでかなりでかい波をメイクしたせいか、今回はその数がどっと増えたらしい。でもスタンドアップで出てきた一人がリーシュを切り、ボードは岩場まで行って終わり、そしてそのサポートに入っていた人はジェットスキーごと巻かれジェットもお釈迦だったようだ、ジョーズはほかのアウターリーフよりさらにパワフルで早くヘビー、甘く見てはいけないのだろう。
レア-ドも今回はカウアイからやってきてスタンドアップを楽しんだようだ。私は見れなかったが最近は冬のほとんどをカウアイで過ごすレアード、マウイに来てくれるとやっぱりうれしい。
私は3日間遊びに来ていた友人が今日帰るので暗いうちからみんなで家をでてカナハへ、風が上がるのはわかっていたがその前に少しでもこの冬最後かもしれないうねりでサーフィンしようというプラン。ビーチに着くとまた7時前にもかかわらず海から上がってくる人が!風が結構強いようだ、見てみると確かに風が入っている、私はスタンドアップだししんどそうなので出なくても良かったのだが友人に付き合ってとりあえず出ることにしたら、思ったよりずっと風は弱く、波は引き潮だったからかカナハにしてはパワフルで掘れるものもあり、その上誰もいない!
出てきた数人の人たちはみんな大喜びで楽しめた。とはいえ1時間もするとかなり風が上がってきて位置をキープしづらくなり波のフェイスもバンピーになってきたので私は終了、その後お昼まで空港近くのクリスピークリームで仕事。(実はここはコーヒーいっぱいで無線ランも入りこんでないので仕事するのにとっても落ち着けるスペースなのだ)
友人を空港に下ろし、カメラ屋さんへ調子の悪いカメラのチェック、それからもう一度空港へ。今日から四国に住んでいるプロサーファー間屋口香チャンがマウイ入り。彼女は子供のころ家族でマウイに5年間住んでいたこともあり、サーフィンを始めたのもこのマウイ、ゆかりの地なのだが、今回はほんとに2,3日前に急遽このことが決まり、雑誌の取材でくることになったのだ。
私ももちろん全日本チャンピオンでもあった彼女の名前や活躍は良く知っているが、会うのは初めて、でも会ったたんスーッとマウイのにおいがするような同じ空気が感じられる女の子だった。なにしろ飛行機からジャージで降りてきて、ホノルアにそのまま直行し記念撮影と思ったら、「あースエットだけどいいかな」と裾をまくったジャージで写真撮影、そののうえ結局海から上がったあともジャージのままで、いつも服も着替えずに水着にバスタオル巻いたままで町を歩いてしまったりする私としてはとっても親近感が沸いたのだ。
まあ、一応ロキシーのものだからジャージといっては失礼かな。でもなんだ若いのにマイペースで回りを気にしないかんじに好感度ばっちり。
その上海もかなりエピックコンディションに近く4ftくらいのほれたセットがやってくるのだがまったくあわてることなく、周りを見ながら、邪魔をしないように、それでいて余ったのがあればちゃんと取れる位置にスタンバっている、外から見ていてもこの波に物怖じしていない様子がはっきりとわかるし、周りを気にして新参者がずうずうしくピークで波争いはしないという態度を守っている。とっても上手なんだろうに謙虚でとても模範的なスタイル、みんながこうあればどこのスポットも和やかでフレンドリーだろうになあ、と思う。
まあさすがにグッドコンディションのホノルアは地元のうまい人でもなかなか波が回ってこないくらいなので(レディースナンバーワンのビッグウエイバー、ペイジも入ってたけど波は取れていなかった)数本乗れただけでもすごいと思う。「あー気持ちよかったー」とにこにこで上がってきたかおりちゃん、日本からついてそのまま時差ぼけもものともせず、普通に乗ってしまう、さすがチャンピオンサーファー。
明日からも時期はずれの波は続きそうなので彼女はかなりラッキー。マウイに住んでいたこともある彼女だからこそ作れるというようなパーソナルで人の心をあったかくするトラベル記事をぜひ一緒に構成させてもらいたいと楽しみにしている。
それにしてもさすがホノルア、うまい人ばっかりで見てても面白かった。カイト仲間はみんな今日は最高だった。友子お前はいつもSacrificeになってくれるなあ、と言われて悔しかったが、見るだけでも結構刺激あったのでよしとしよう。
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