2011-03-14

3月12日 沈んだ気持ちの一日

(ロブとアンドリュー、レインズ)
昨日は嫌な夢ばかり見た。子供のころ、私は海の近くで育ち、関東大震災を経験していた家族はいつまたあのような地震が起こるかもしれないからともし地震が起こって津波が起こったら山のほうに逃げて落ち合う場所と私に言い聞かせていた。そんなことが本当に起きたら、と怖くて、夢の中で地震で家族にはぐれたり、自分の家だけぽつんと水の中に浮かんで(一軒だけちょっと小高い丘にあるので)何もなくなっていたり、山のほうでぐるぐる探し回っていたりする夢を良くみたのを覚えている。子供のころの自分にとって地震で家族とはぐれたり、津波でおぼれるのが一番の恐怖だった。

その悪夢と同じような映像は実際に起こったものとは思えないように恐ろしい。それを実際に経験している東北の人たち、そしてその後もあの寒い中避難所でこれから先が見えない中がんばっているかたがたのために心から祈っている。
昨日は一緒に住んでいる友人たちと海に向かいはしたが、(コンピューターに向かいっぱなしでは精神的にも良くないぞ、といわれ引っ張り出された)とてもカイトをしても楽しめるような気分ではなく、すぐ家に戻ってきてしまい、さらにコンピューターで事情を調べていた。が、ちょうど福島の原子力発電所で爆発が起こったころのようで、更なる悪いニューズが続々と入ってきて気持ちがどんどん沈んでいった。

新潟のほうの地震もあったようなので心配してメールをしたら、なんと地震で起きたらしい雪崩にジェレミーが撮影に行っていたときもガイドをしてくれていた人が巻き込まれ亡くなった。他の二人も行方不明だという、そのうえ地震が続いているから安定していない山捜索に出ている人たちもいるらしい。あまりに不運に言葉も出ない。

ハワイからできることはほとんどない。ただただでいる限りの命が救われることを祈るだけだけ。

サクラキャンプの仲間である仙台のもりもりは今青年協力隊でサモアに派遣されているのだが、彼女はまだご両親と連絡がついていない。ご両親が携帯を使っていないことも連絡がつきにくい理由の一つ。何か少しでも情報があれば彼女の気持ちも楽になるだろうが、一人っ子の彼女はとっても心配していて、家族と遠くはなれて生活している私には彼女の気持ちがいたいほど良くわかる。

ここにもインフォメーションを上げておくのでもしもどなたか何か情報があれば(町の情報でも)メールかコメントしてもらえれば彼女に伝えるようにします。守口英郎さんと守口多美枝さんで70歳代、仙台の利府町に住み、近所に県民の森があるところだそうです。

何も出来ないけれど祈ること、ポジティブシンキング、そしてイメージを浮かべることもパワフルなんだと常日頃思っているので出来る限りネガティブなことは考えずに皆さんの無事を祈ります。

世界中のウインドサーファーや友人たちで日本にいい思い出を持っている人たち、日本の友人を持つ仲間が連絡をくれている。台湾でウインドサーフィンのセンターをやっていて日本のウインドサーファーもたくさん世話になっているトニーは、自分の車を売ってそのお金を寄付しようとしている。皆日本にいたときみんなにお世話になったから、また親しい友人のことを思って何かしようとしてくれている。つらい状況の中での心温まるニュースだ。

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