波が大きい、カナハのウエブキャムで見るだけでわかる。風も吹いてきそう。ということで朝から緊張、大きいなら大きいで完全のクローズであきらめられる大きさでありますように、風は吹くんならきれいな風でありますように、そうじゃなかったら吹きませんように。とかいろいろお祈りしながら海に向かう。でっかいのは確か、大きすぎればさっさとあきらめて込まない時間、朝一番にカナハで出たいけど、もしもちょっとでも出られそうならレインズで乗りたい気持ちもある。まずフキパを見ると完全にクローズアウトでサーファーが一人も海に出ていない。フキパの丘から波を見ていると、カレントの流れがものすごくてチャンネルがバンピーなのがわかる。やっぱ無理かな、でも風は十分ありそうだな、なんて思いながらレインズまでいくと、まさかと思ったら一人カイトの道具をもってビーチに向かっていた。オアフに住むリオ・スティーブンス、彼のことはお腹がぽこっとでた子供のころから知っているが(当時はカイトをやってる最も若い子供の一人だった)さすがノースショアで育っただけあってすばらしいウエイブライダーに成長。そして今期ナッシュからカブリナのライダーにかわったのだ。(カブリナのライダーだったジェシーがナッシュに行ったので丁度とりかえっこみたいになった)リオは9mで出て行き、その後ろから常連のスティーブも9mで出た。二人とこもビッグウエイブはめちゃくちゃ上手なライダーだが、波サイズもめちゃくちゃ大きいうえに、バンピーでクローズアウト、インサイドの風はとってもガスティーなのが、乗っている様子からもわかる、セットの波に乗ってもカイトにしっかり風が入らずスピードが出ないでぎりぎりスープから逃れるように乗っていたり、アウトに出るとき必死にカイトを動かしていたりすることから風が悪いことがよくわかるのだ。(青いカイトのリオが波を越えるのにビッグエアーをしているのがわかるだろうか?)波が大きく手ライダーは点にしか見えない)
しばらく見ていたけどあんなにうまい二人がこの程度なんだから私はやっぱり出るべきじゃないだろう、もしかしたらチキンジャイブを繰り返せばでられるだろうけどそれでもしやられたらかなりのダメージ、そしてダメージを受ける確率は今日は高い。見ている間にもスティーブがアウトに出るときにカイトはらりと落ち、巨大なセットの波にカイトが巻かれてしまい、次に出てきたときにはパネルはびりびりストラットだけが棒のように飛び出て修理不可能のびりびりの状態になっていた。(カイトのところまでスティーブをひっぱてあげているリオ、この波の中この余裕は凄い)
(一発巻かれればこのとおり、修理不可能なくらい無残な姿に)
Too gnarly for me. カナハに行くことにした。尻尾を丸めてレインズ退散。最初からカナハに行ってればすいてる時間に思い切り乗れたけど今からじゃもうこんでいるだろうなあ、とは思ったが、そこ以外行くところもない。
7mででてみるとちょっと弱めで波はとってもきれい。きれいだけどレインズとかフキパは比べ物にならないほどメローで掘れなくてスロー。だからどんなセットでも気楽に乗れる。さっきまでレインズデでようかなんて考えていたのがうそみたいにキャっホーと笑い声がでてしまうような気楽で楽しいライディングだった。そのうえ思ったよりすいていた。もしかしたらウインドサーファーにとってはちょっと風が弱すぎたのか、カイトボーダーもサイズがある程度あったからインサイドでしか乗らない人もいたのかもしれない。
私はウインドサーファーの邪魔にならないように下のほうで乗っていたがそれでも十分楽しかった。
途中ウインドサーファーのなごじゅんやリーバイにも会え、嬉しかった。
ここ数年ロウアーズのコンディションが良くてもあまりの混雑の無法地帯でストレスがたまるのでほとんどここで乗ることがなかったけれど今日はほんとに楽しかった。あまりにたくさんカーブしすぎて(考えてみたらレインズなんて一発当て込むくらいしか出来ないけどカナハは延々とアップダウン、フロントにいけるから足も余計に使うのかもしれない)最後はもう足ががくがくだった。
現在カブリナのディストリビューターミーティングがマウイで行われている、来期モデルのいろんなプロトタイプをディストリビューターやライダーたちがトライしている。来年のモデルもなかなか良さそうで、特に私は動きの早いウエイブ用のカイトに興味津々。明日もカナハに行くようだったら試してみようと思う。
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