日曜日なので絶対混むから早く出発するために早起き、6時にはコーヒーも飲み終わっていたのに、私が壊したメールボックスを直すとアンドリューが言い出し、私のせいなのに彼が仕事をしてるときに私だけサーフィンに出かけづらく、お弁当作ったり、鶏小屋の糞のそうじしたりしていたが、なかなか仕事が終わりそうもない、昨日3ラウンドやった彼は結構疲れていたのでがつがつサーフィンする気がなかったようだ。「気にせず行ってきたほうがいい」と何度も言われて、もったいないので行ってくる事にした。ウエブキャムで見る限りカナハはサイズダウンのうえに混雑。ママスはかなり良さそうで人もいなかったが、私にはぎりぎりのサイズ、これ以上大きなセットが来たら緊張しすぎて楽しめない。一応スプレックスをチェックしてみるとこれがそんなに大きくなく、グラッシー。ここで出ることにした。
実は去年は巨大な波が半年くらい続くという、今までにないような忘れがたい冬だったが、あまりに波が大きくてシーズン後半はなんだか恐怖とプレッシャーにつぶされそうになっていた。スプレックスにも何度か行ったが、最後に入ったときは6-8ftのエピックコンディション(みんなにとっては)だけれどチャンネルはクローズするわ、外で馬鹿でかいセットにまかれたらかなりのダメージだわで、インサイドの波ばっかりとって、アウトにでるのが怖くなってしまった。怖くて楽しめなくなり、ビーチに戻って負け犬気分でカナハに行き、波に乗ったのを覚えている。それ以来なんとなく怖くて来ていなかったのだ。
でも今日はその日よりはずっと波のサイズもパワーもなく、ファンコンディション。そのうえ着いたときラインナップにいたのはカイ・レニーの家族(お父さん、お母さんと弟のリッジ、カイはマーシャル諸島から帰ってきたばかりらしく出てきていなかったが、マーシャルのことは今まで行った場所の中で最もすばらしいところで信じられないくらい長いチューブの波をメイク、とにかく毎日風も波もゴーイングオフでくったくたになってマウイに戻ってきたらしい)デイブカラマと彼のいとこでそっくりな体型のJR.そしてランディーだけ。
誰かがのると他のみんなが歓声をあげ、ジョークが飛び交う中完璧なシェイプのグラッシーな波に乗ることが出来た。(今日の写真ではないがアウタースプレックス常連のジェレミーリグス)
テイクオフスポットはめちゃくちゃ浅くぼこっトバブルが出来る。私はそこで巻かれないようちょっとショルダーで待機しながら、ちょっとシフトしてくるセットの波にドロップしていたが、カラマやJrはボコッと掘れるところの裏側からテイクオフし、チューブを抜けて出てきたり、掘れているところに思い切り当て込んでは大巻かれして笑っていた。普段からアウターリーフの大きな波やフキパの波を相手にしている人たちにはこの波は私にとってのサウザンピークズのような気分で何をやってもダメージがないのだろうな。
まあ、カラマ、Jr,そしてもう一人元レスラーのクリスの3人は私がボックスブラザーズと名づけたくらいで3人そろってものすごい筋肉質(いつか三人一緒に並んでいる写真を撮ろうと狙っている)。胴体が箱のように四角く、分厚い。そこにがっちりした短めの足と手がついてる感じで壊れることなんてなさそうだ。
久しぶりにクリーンでパワフルな波でリッピングするデイブのかっこいい波乗りを間近で見れたのは最高だった。こういう日に限ってカメラを持ってないことが悔やまれた。
後から来たスタンドアップの人が鮫を見たとかでデイブの判断で鮫をリスペクトし、皆その場所から離れることにした。ちょうどコナウインドも強くなってきたところだったのでいいタイミングだったかも。
帰り道スタンドアップをしていたジェニファー・ゲイトリーに会った。彼女とは昔何度も一緒にウインドの大会に出たフキパの仲間であり、いまだに彼女ほどビッグウエイブを攻められるウインドレディースは見たことがない。最近は仕事も忙しく、モトクロスもやってるそうで(あいかわらずNo Fear健在らしい)なかなか海に出ることはないらしいが、この間波が上がったときにウインドも楽しんだらしい。「6年位前のギアで乗ったけど全然問題なかったし、オフショアが強いときにはツインチップとかよりいいみたいよー、皆風上上るのに苦労してたもの」といっていた。なんだか嬉しい再会だった。
午後コナウインドが強くなり、夕方急に風がやんだと思ったら今度は強いオンショアが吹き上がった。明日は雨かな?久しぶりにジャンクなコンディションになるかも、 残念な一面、ちょっと休めるぞとほっとしたりして。
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