足は相変わらず痛いけれど昨日ほどではなく、腫れもすこし引いてきた。昨日は一歩踏み出すのが大変なくらいだったけれど今日はがんばれば支え無しでゆっくり歩けるほどにまで回復、あの怪我だったら普段だったら5日間くらいはかかると思っていたのにこの回復ペースはかなり速い、これがお医者さんで受けたプロロセラピーのおかげなのかははっきりしないが、予想以上に早い回復なのは嬉しい限り。
このプロロセラピーだが、腰を見てもらいにいったお医者さんの意見では腰も悪いけれど膝はかなり悪く、両足ともぐらぐらで安定せず、Authoritusが進んでいるせいで筋力も落ちている、それをカバーするために腰にさらに負担がかかるから膝と腰の痛みは大きな関係があるということ。
そして私のような症状にはプロロセラピーが効果的だと真剣にすすめるので、藁をもすがりたい気持ちの私は試してみることにしたのだ。
以前にもいろんなライダーがこの治療で故障を直したという話を聞いていたけれど、ウインドサーファーのもおちゃんが膝を故障したときにやってみたときはそれほど効果はなかったようだし、何しろ結構高いので今まではその気にならなかったのだ。
プロロセラピーについてはまたいつかゆっくり日記に書こうと思うが、今のところ膝の回復は早いけれどそれがこの治療のおかげなのかははっきりしない、そういう意味では健康なほうの膝に注射したほうがわかりやすかったかも。
さて、また休養生活に逆戻りで、フラストレーションのたまる私だが、今日はとても嬉しい出来事があった。もう何年もあっていなかった、大好きな友人たちがマウイにやってきたのだ、それも新しい家族を引き連れて!
ジェレミージョーンズはスノーボード界では将来サーフィンで言うジェリーロペス的な人物として評価されるだろうと私は思っている、すばらしいライダーであり、数多い友人の中でも最もナイスな人物の一人。
もう10年近くビッグマウンテンライダーのナンバーワンに選ばれ続けていて、今年はヘリを使わないでハイクのみですごい斜面を滑る映画をリリース、また自分のスノーボードブランドも発表した。身近な山を通して感じてきた環境温暖化、そしてあらゆる環境問題についてかかわっていこうとPOW( Protect Our Winters)という組織を作って活動もしている。彼が2週間家族を連れてマウイに遊びに来たのだ。
彼との出会いはアラスカに2度目に行ったときのこと、ニューワールドというエリアのあるピークに北もう一つもグループのなかにいた一人だった。彼はひげもじゃで、ハスキーでのんびりしたしゃべり方から結構年配のように見え、最初は私よりも年上かと思ったほどだ(が、後でわかったのだが、彼は当時19歳だった)その後私も彼もアラスカには毎年通い続けたし、彼が私がその後毎年冬に居候していたTGRのジョーンズブラザーズの末っ子だったこともあり、一緒に滑ってもらったり、話をしたりすることも多かった。奥さんのティファニーと彼が出会ったときも、私に「すばらしい女の子に出会ったんだ、はやく紹介したいよ、」と嬉しそうに話してくれたのを覚えている、それまで人気はあったけれど長い間ガールフレンドも持たずにどちらかというと硬派だった彼だったのでとても印象に残っている。そんな彼が選んだ女の子だけあって、ティファニーはどんなときでも明るくてニコニコした最高の女の子、ジャクソンでも家がお隣同士だったので3人で滑ることもとても多かった。
ジェレミーに関して書き始めると本一冊ほどになってしまうほどいろんなエピソードがあるが、とにかく、忙しい彼がマウイに来てくれたことは私にとって本当に嬉しいことで、だからこそ、さあ一緒に遊べると思っていたのに膝を痛めてかなり落ち込んだのだが、彼らは宿に荷物を置いたとたんうちに遊びに来てくれた。
会わないでいた間に二人の子供が出来、5歳の女の子ミア、そして2歳の鋭い眼差しをしたカーシも一緒だった、二人は怖がりながらも興味心身に鶏にえさをやったり、自家製のパイナップルジューズを飲んでとびまわったりしていた。
どっぷり雪につかるシーズン前にこれから2週間彼らはたくさんの太陽を浴び、できるだけたくさん波に乗って暖かい気候を楽しんでいくことだろう。
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