(まだ16歳のタイラーラロン@ジョーズ。去年15歳で40フィートのジョーズに乗ったいけいけ少年、お父さんのミッシェルもかなりビッグウエイブ好きだった)(フキパの夜明け、湾のずっと外から波が割れている、この写真ではわかりにくいけれど巨大なサイズ)朝5時に目がさめた。海からは何マイルも距離があるところにすんでいるというのに波の音が聞こえ、これはでかいわーとびびる。コーヒーだけ作ってすぐ出発。私がバハに行ってる間にビッグカナハデイにまたもや一本サーフボードをおってしまったアンドリューは今日はカナハには行かないと決めてまっすぐウエストサイドに直行。私はまだカナハで乗ってないし、もしも大きくてもセットさえ何とか逃げれば乗れるんじゃないかと期待しながら出発。けれどフキパの前を通った時点でこれはカナハもだめだわ、と諦めがついた。フキパ周辺の波の大きさは半端なく、クローズアウトどころか水平線の向こうで割れているのだ。去年のクリスマスの人同じくらいの大きさだろうか。あの時も大きな波が来るときたいした末に結局どこも大きすぎて乗れるところがなく、最終的にカフルイハーバーの端っこにある腰サイズの波に乗っただけで終わってしまったっけ。アウトのピア1もかなり荒れた感じでとてもじゃないけど乗れそうな雰囲気はないし、誰もいなかった。
ウエストサイドに向かっているアンドリューを追いかけてわたしも島の反対側へ。ラウニポコ位から少しずつノーススウエルが巻いて来ていると感じさせる波が小さいながらも割れていた。結局エスターンに着くと海をじっと見ながら悩んでいるアンドリューがいて海には2,3人のサーファーがちょうど出て行ったところだった。
結構なサイズがあり、たまに来るセットはクローズしてしまう。もう少し右手にあるカイトするスポットにもスタンドアップをしている人がひとりいたが、波にも乗って入るがやられてもいた。
サーフィンのうまいキモがスタンドアップで出て行くというので私も一緒に出て行った。彼のボードは8ft私は最近乗っていた8’4ではなく、はやくテイクオフしやすい9ftででた。それが良かったのだと思う、キモはうまいからぎりぎりのテイクオフも出来るかもしれないが、私だったらどうしても躊躇してしまうだろう、彼はぎりぎりでテイクオフしながらもかなり何度もまかれていた。
私は安全にクローズアウトしそうなセットはやり過ごし、長く乗れそうな波をじっくり吟味しながら数本乗った。風が入っていてバンピーなうえにテイクオフした後はかなりマッシーな波なのでやったーと言う感じではなかったが、久々のサイズのある波だし、腰も本調子でないので無理しないように乗った。
途中ボードとはなれてしまったサーファーがインサイドで見えたので、もしかしたらアンドリューか、彼の友達かもしれない、と近くにいってみたが他の人だった。が、岸に戻るとアンドリューしかいず、他の二人は行方不明。アウトにでれないままカレントに流されてかなり下に行ってしまったようだった。かわいそうにまだビギナーなのに男同士だと危なくても出ろというし、言われたほうも怖いと認めるのが悔しいからか、無茶してでようとする。
私はその人のレベルを見てやめたほうがいいと思うときは言うし、どちらかというと慎重すぎるほうだが、怖いときは素直に怖いといえて、出たくないときは無理せず出たくないといえる女という立場でよかったなあとしみじみ思う。(カラアレキサンダー@ワイメア、とにかく今日のサイズを楽しめるのは少数の本物のビッグウエイブサーファーだけ)
その後ラウニポコで2ラウンド目、さすがに混んでいて波もパワーがなく、不完全燃焼。エスターンに風が入ってきてカイトにいいコンデイションだという電話をもらったがそのころにはかなり腰がピキピキ来ていたのでそのまま家に戻ったが、あの後どうだったのだろうか?
後できいたが、ジェレミーリグスはピア1で波に乗ったらしい、20ftのソリッドまき巻きチューブで何人かのトウインとごく小数のスタンドアップが出ていたらしい。20ftのチューブにすたんどアップで巻かれたらどんな感じなのだろう?ジェレミーはレースでも波乗りでもとてもすばらしいライダー、そのうえ朝8時からちゃんと仕事に出かける一家の主。人間的にもとても信頼されていて、皆に好かれている、けれど目デイアニ全然出てこない。彼ほどUnderrater なライダーはいないだろう。
サイズが急に上がるうねりは落ちるのもはやいのは普通だが、明日はどんな感じかな?ここまで大きくなくてもいいんだけど。(R.I.P. Andy..)
とても悲しいニュースが届いた。サーフィン界のヒーロー、アンデイーアイアンズがプエルトリコでデンギ熱にかかり、あまりの状態の悪化に大会をキャンセルしハワイに帰ろうとする途中、一泊したホテルでなくなってしまった。なんという悲劇!まだ32歳そして奥さんのお腹には赤ちゃんがいるというのに。あれだけ危険な波を攻めているワールドチャンピオンでも何が起こるかわからない。私たち一人一人が一瞬一瞬を大事に生きなくてはいけないと、いまさらだが思い知らされた。彼自身も、そして家族もどんなに無念なことだろう。
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