10時にアラスカに旅立つアンドリューを送り出し、同時に日本から着いたモエちゃんをピックアップ。
彼女は今週末オアフである大会に出るために来るのだが、その前に二日間だけマウイに来たいう、タフなひと。ばっちりトレーニングしたいということで、着いてそのままダウンウインドランができるようにセットアップ。そんな日に限っていつも以上に風が吹いてて、町じゅうごうごうと風がうなっている。いつもやってる仲間はこんなにいい日はないとエキサイトしているけど、初めてのマリコラン体験でこのコンデイションはかなりびっくりだろう。ボードを手配してくれたり色々サポートしてくれた、ランデイーと3人で強風の中ボードを積むのでさえ3人がかり。とにかくちょっと気を抜くと板が飛んでしまう。(Randy and Moe)
日本ではダウンウインドできるチャンスなどほとんどないし、したとしてもこんな風の中ではなることはないので、かなりびっくりしたようで、そのうえ時差ぼけ着いたばかりで疲れもあっただろうに必死でがんばっていた、私も彼女でなかったら絶対こんな無茶はさせないが、彼女はなんとカヌーやOC-1(一人乗りカヌー)でモロカイチャンネル横断したこともある超がつくツワモノなのだ。
私もこんなにグライドできたことはないというくらい波に乗りつなげて楽しかった、そのうえランデイーがカスタムメイドのF-16をトライさせてくれた。F-16はダウンウインドのボードとしては、いまや敵なしというほどの評判で、誰もが欲しがり、プロダクションでも3ヶ月待ち、カスタムになるといつになるかわからないほどの人気が高く、そのうえお値段の方もかなりの高さ。でも乗ってみたら16ftという長さがまったく気にならず、ものすごくグライドしやすくコントロールもしやすかった。あー下手に借りて乗ったはいいけど乗ったら欲しくなっちゃったけど、でも3000ドルなんてどこにもない、あきらめるしかない。
最後の最後突き出たテトラを回り込むようにしてカフルイハーバーに入り込んでから岸までのレグは誰もが嫌がるサイドショアで、がんばって漕がないとならない。
私も意識はしていたけど今日の風ではそれがほんとに半端なく大変で、いくら漕いでも岸が近づいてこない気がした。最後は右側だけ漕いでいるせいで右の上腕筋がパンパンになり、左のヒップの筋肉がつりそうになった。モエちゃんなんてそこに着くまでにもう疲れ切ってるうえにココが難関だということすら知らずに来たので、もうへとへと。「本当につらかった、あの最後の漕ぎはモロカイよりつらかったかも」と言っていた。それでも何が何でも戻ってやるという根性の持ち主で座ったままずっとがんばって漕いで戻ってきた。さすがモロカ漕いでるだけのことはある。私が逆の立場だったら一気に下って向こう岸に流れ着いて歩いて帰ってきただろう。
私たちが流されかけているあいだに続々とスタンドアップパドラーたちが入ってきた。シャワーのところで合流したら完全なるオールスター全員集合、いつも上位に入っているカラマ、ジェレミー、スコット、アラン、ラルフ、クリス、ランデイーとシャム、そしてデビンとすごい連中が、感動する映画を見終わったような表情でうれしそうに話していた。マリコみたいにスピード感があって楽しいダウンウインドランは世界中探してもあまりない、といわれている。いっぱいありそうだと私は思うけど、でもバックヤードにこのコースがある子がラッキーだってことは感じているし、そこで彼らのようなすごい連中のライデイングをいつも目の当たりにさせてもらえることもとってもラッキーだと思う。アー楽しかった!
夜は今日が誕生日のかなチャンとご主人のひろさんんにも来てもらってうちでデイナー。飛行機でもあまり寝られなかったというもえちゃんはしょっぱなダウンウインドをこなし、そのままデイナーで10時過ぎまで語りあい、明日は7時半からかラマ先生のパドルレッスンを受けるために5時半起床というスケジュール、これぞ友子宅のブートキャンプ!かな。
こ~んなハードな一日を過ごした上に、ディナーまで作ってくれたなんて、改めて感動!ありがとう。お蔭様で素敵なバースデーナイトとなりました。今度は私も何か作って持ってくので、またやろう!
ReplyDeleteこちらこそ遠いところをありがとう、来てくれるのはいつでもウエルカムなので(でも遠いからいつも誘いにくかったんだけど)いつでも来てねー。
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