2010-04-08
4月6日 Surf is where you find it
初めて薬を飲まずに一日過ごせた!気分も上々、ベッドの上でだけど仕事も進む。
サウスサイドは風もなく気持ちのいい一日らしい。私より回復力のあ るアンドリューはリーシュを放たれた犬のように勢い良く尻尾を振って朝から出て行った。考えてみたらマーシャルに行く前から波乗りができるような風のない 海はあまりなかったし、その前はワイオミングでスノーカイトをしていたので彼もサーフィンはほんとに久しぶりだろう。
ああ、私も海に入りたい、太陽を浴びたい、外の空気を思い切り吸いたい!
Soon soon..
ところで、念願のという言葉では伝えきれないくらい心待ちにしていたジェリーさんの本の日本語版は再び発売されるようになった。事情がありパタゴニアから出版されたオリジナルと同じ形をパタゴニアにもかかわってもらう形で出版されたようだ。本当によかったよかった。
この本はタイムレスで楽しめる。今読んでも、30年後に呼んでもきっと意味のある、そして読んだ人それぞれが何か響くものを得ることができるストーリー集だと思う。
ジェ リーさんは60歳を過ぎて今まで以上に勢いが増したと思わせるほどエネルギッシュに動いている。本当にスタンドアップパドルに夢中でモロカイ海峡横断レー スもフィニッシュしちゃったし、オレゴンの巨大な波の中(それもあの寒い海に!)一人きりで出て行ってチャレンジしたり、パイプラインマスターズですばら しいロペススタイルのライデイングが健在なところを大勢の観客の前で示したり、参加人数も賞金額も一番のバトルオブザパドルはジェリーさんの名前が冠に なってるくらいだ。
どんなスポーツのトッププロでも手腕の編集者でも彼を前にするとグルーピーの女の子みたいに憧れの目になってしまい、「ジェ リーさんと話しちゃった!」なんてうれしそうにしているくらいなのに、当の本人はそんななか完全な自然体で誰の前でも謙虚で、好きなことをするときは夢中 になって少年みたいでもある。すごい人だと思う。
前置きが長くなってしまったが、(書こうと思えば一冊分くらい書けるので)「Surf is where you find it」
と しておととしの秋に出版されたまま、半年もたたないうちに初版が売り切れ再版を待っていた本が新たにタイトルを英語版のままにして出版されたので、買えず にいた方、ぜひこの機会にお買い上げください。本にはいっているいくつもの彼のサーフストーリーは一気に読んでも、旅にもって行って読んでも、寝る前にど れかひとつの章を気分で選びながら読んでも楽しめるし、そのたびに何か自分がはっとするような気づきを与えてくれるような言葉や文章に出会えるはず。いろ んな人が読んでどう感じるのか、そしてドノ話がすきなのか、などすごく気になるし、そんな話を誰かとできる日があるといいなあ。
私ももう一回読み直そうと思う。
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