2009-10-11

10月9日 夜は更けても、、、


バン移動組みにとっては今日が最終日。波はかなり小さくなってしまったけれどみんなで海に入った。波が小さくてもみんなではいれば結構楽しい。波にテイクオフして立てるようになることが目標だった、という澄子さんは誰よりも早くから海に入り、がんばっていた。今日はかなり横に乗れるようになってきて、周りの私たちまでうれしくなってしまう。アザラシもずっと澄子さんの近くを離れずに応援しているかのよう。1週間も一緒にすごすと本当にそれぞれの性格もわかってくるし、親しくなれる。仕事を3年間一緒にするよりもこの1週間一緒にいるほうが親しく慣れるのではないだろうか、それはきっとこのソロスポーツのオープンな雰囲気だったり、雄大な自然が私たちを素直にさせてくれるのだったり、あるいは海と自分たちしかないから、いろんな話をするからだったりするのだろうが、きっとここで過ごした仲間とはまたいろんなところで集まったり、どこかに旅したりできる気がする、この旅が終わっても、私たちの付き合いは始まったばかり、そんな気持ちになる。ここのスタッフは春から秋までほとんど休みない生活なのにいつも元気でみんなを盛り上げている。疲れを知らないタフで陽気なメンバーばかり。この雰囲気が好きで、そして必ず風が吹くこの場所の魅力に聞かれて毎年やってくる常連さんがお客の7割か8割だろう。日本人同士だけでなく、アメリカ人、ヨーロッパからの人たちとも仲良くなって海でも波を譲り合ったり、何かあるとサポートしてくれたり。
どこの海もこんな雰囲気だったら最高なのに、と思う。夜は夜で暗くなってからもかなり盛り上がっていたようだった。キャンプ前半は日本人、外国人と別れていたけどもう後半はみんな一緒、海が好きだと言う共通点でみんながつながっていく。

午後飛行機でマット・プリチャードがやってきた。マットとケビンが来ると聞いていたのでてっきり弟のケビンだと思っていて、みんなにもそう言っていたし、サングラスをかけたケビンらしい人に。思い切り親しげに「Hey Kevin!」なんて声をかけていた。
その後みんなが「なんかケビン異常に老けたなあ」とか、「顔があまりに変わってるけど、病気でもしたのかなあ」
とかいってても「うん、老けた老けた、白人は老けるのが早いからねー」なんていってたが、後でサングラスをとった顔を見たらぜんぜん違うケビンだったことに気がついた。勝手な勘違いに大笑い。彼らは明日からスタートするウインドサーフィンのクリニックのために来たのだ。赤ちゃんが生まれたばかりのケビン、本当にうれしそうに「最近ぜんぜん寝てないんだよー」と言っていた。

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